瑠璃  フォロー 0 フォロワー 1 投稿数 51

恋をして君を忘れて恋をして君を忘れて恋を忘れる 

夫でも彼氏でもない友人とドライブをする秋空の下 

欲しいのはあなたの全てだったのに。欠片のような口癖、仕草 

先輩が結婚すると聞いた夜 式は来年七月らしい 

千円を超えるお寿司を買ってきておいしいねってふたりで笑う 

人間が嫌いな僕に好かれてる君は宇宙人、火星生まれの 

幸せにできないけれどそばにいて 涼しくなった夕暮れの風 

「いいもの」と手に乗せられた合鍵のキーホルダーだけまだ持ってるよ 

究極の選択ばかり迫られる 三段アイス食べよう、せめて 

サイダーは砂糖水へと変わりゆく 気泡賑わう時間は過ぎて 

青い星見つけた 君が好きな色 見せてあげたい 居ない 寂しい 

もう嫌だ 風が吹かないベランダで遠くを見遣る 終わりがほしい 

「死にたい」は言っちゃだめかな、じゃあえっと、「能登に行きたい」ならどうですか 

ひき肉のような心をこね回し生きてる無駄に形成してる 

来世とか信じる?生まれ変わるなら天使と神様どっちを選ぶ? 

手の端にきらめく指輪 飾りでも証明でもなく防具としての 

タイトルに「ラブ」が入っている曲は全部覚えた どれから歌う? 

血反吐でも吐けば認めてくれますか 頑張ったこと辛かったこと 

元気ない?炭酸ジュース飲んでみる?今日空を見た?夏が見えたよ。 

泣かないで君の涙をビー玉に変える力が僕にまだ無い 

不機嫌が続く私に不器用な君が選んだ三つのケーキ 

死にたさは無色透明 水のごと我の身体の隅まで染みゆく 

胸のうち鉛の虫が這い回る 全てのものを憎みきる夏 

ブランコを並んで漕ぎし少女らが人を殺してみたいと笑う 

時空とは実は綻びやすくあり たとえば平日昼間のガスト  

未来をば考えぬのは動物と医者は言いけり我は動物 

紙袋たくさん下げた帰り道 きみの代わりは今日もなかった 

明日がある それは希望で絶望で、いいと言うまで手を繋いでて 

君と寝て死んでいけたらそれでいい 貯金してたら嘘っぽいかな 

おそろしくやる気の出ない毎日をやり過ごすうちゾンビになった