星与太郎
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おれはバカだからわかんねぇけどよ、与太話にもならんような人生を与太話にできるように泥水啜って這い蹲るのが生きるってことなんじゃねぇのか?

死んでやると呟き開ける冷蔵庫、ミルクは三日で飲み切らなきゃな
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君の言うかわいくなりたいに含まれるキラキラは刃のようだ
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風の音がさん、に、いち、ぜろと唱えてクラスが静かなプールのあと
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風の音に合わせてダンスをこの町であの怪獣と踊ってしまえ
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ガンダムを我が子のように胸に抱く深夜2時ごろ実はシラフ
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おまえの言葉は涙が拭けるおれの涙がおまえを穢す
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約束をすれば破られる夢は散るさよならを言うなら会えるでしょう。
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連絡をあの子に入れて背を丸めケーキ雨宿りさせつつ帰る
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君の声は雨が宿るよく寝れそうだし泣いてもバレない
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夜なのかただただ永い影なのかどっちか決めて影ならあそぼう
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生涯ではじめて君との約束を小指じゃなくて薬指でする
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片そうと触れた布団の柔らかさ、君がよぎるから万年床
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僕の中で幅を効かせる暗闇を飴玉みたいに食べちゃってる君
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黒歴史作った時に情けなく聴く歌なくて震えて眠る
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人々が見せる脆さに似てるのは、羽虫の足か、飴の細工か
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後悔は醜くあがく白い灰、誰もみぬ空美しく飛べ
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今吐いた、俺のため息詰めこんだ浮き輪で浮かぶあの子とあいつ
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黒ずんだ反省文の原稿にあの子に会いに行きます。と書く。
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A型の血が出る僕はB型のあなたの中で溶け混ざれない
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傾国けいこくの、では足りぬ君が現れて地軸かたむき季節がめぐる
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「宝石は光の住処すみか」と笑うきみ、光のきもちが僕にもわかる
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君のその美しい目がこの星を二十三・五度に傾けたのだ
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俺の目はヘドロの中に星を見るそれは勇気を導いている
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粉々に俺を砕いてきらきらと光るとこだけ拾っておくれ
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秒針がカチリカチリとわらうので歯を剥き脅し時計を睨む
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止まらないまだ止まらない靴下がピクミンなのにドリブルがまだ
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同じもの揃えて待つよ。あの時の机と椅子と、ビールとこころ。
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削られて落ちたかつお節が踊ってる、削れた心も踊るのかしら
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ひそやかに背へのひとおし望んでる。二十二時五分じゅうじごふん、ホームの端
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おい女、おれはおまえの傘じゃねえ。家になるからココアを飲め。
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