Utakata
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えふれあ
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幸せの陰に隠れた「死にたさ」が僕たらしめる錨になってる
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下り坂夕陽の沈む街を背に僕はいったいどこへ行くのか
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独りじめじめんのぬくみ草のいろからの体にかすかなちから
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ことばとはとわにおわらぬといのこととちゅうでとまるなとうかをともせ
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ここにいるここにいるからこころからことばをこえたこえがきこえる
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はこばれることばとはとははこのなかはるのはかからはとばのほうへ
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眠る猫景色の変わる車窓からひどく空虚な光が注ぐ
6
ウォーリーのいない絵本を生きているビルの建つ〳〵「街」に来てから
8
「嘘なんだ。」苦し紛れにそう言うと言葉やあなたが透明になる
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弱いから4月1日この日だけ
「愛している」と
(
本当のことを
)
あなたに言える
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愛してたあなたのことを朝焼けに赤らむ雲の淡い藍ほど
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もう解ける雪を削りて滑走す夕陽の注ぐ春のゲレンデ
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届かない遠いねがいの片隅にひらがなだけで感じをかくの
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雪解けて地上に落ちた追憶の有翼少女は夢から覚める / Kanon
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今になって君のインスタ見つけたよもう忘れたいけど愛おしくて
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歌を詠む歌にはならぬことばかり しかし歌詠むまた歌を詠む
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朧げな記憶で描くきみの顔輪郭だけで愛しいものね
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眠れない?「春は曙」と言うからもう少しだけ起きていようよ
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夜の底澄んだ黒色あなたへと届くことない手紙を綴る
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壁一枚 今 と隔たる庭園で春の光に燥いだ水面
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風光る寂れた稲荷小石川一杯の茶碗に残る信仰
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雪解けず桜も咲かぬ春なれど雪の下より新芽は萌える
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熱に浮く深夜2時半春雨の音がパラパラバラバラことば
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珈琲に溺れて死なむ春の夜君とは二度と会いたくないから
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僕は馬鹿阿呆間抜けのクソ人間惰性で生きるダサい生き方
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生きること恥ずかしいこと歌を詠む死ねないだけの僕はただいる
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望むこと望まないこと両方が苦しいのです。もうどうすれば
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「生きるとは諦めること」教えたのはそんな目向けるあなたでしょうに
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ゆめうつつ空想上の靴跡が続く空中わたしもつづく
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「り」の文字を打つといまだに君の名を予測してくるスマホが憎い
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