Utakata
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えふれあ
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自分でもよくわからないままに歌を詠んでいます。
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その屋根のひとつ〳〵に人生を感じてしまって目が眩むよう
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暗い朝、濡れてる人を守るため蝙蝠傘は飛んでゆくのか
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突然に目の前にいたゆうれいに気づく夜までゆっくりおやすみ
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雨音に気付けないまま外に出るかたい決意もふやけてしまった
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感動を暗い路傍に投げ捨てておとなは今日を元気に生きる
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あなたの手白銀に見え息を飲む美しさはあなたのものだ
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死にたいと願った夜もあるけれど高いところはいまだに怖い
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ぼんやりと首を括るが覚悟なく紐は解けて地に落ちるぼく
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音楽は道化なんです苦しさを全部リズムに溶かしてしまう
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音楽はあんなに威張っているのにね形を留めず刹那に消える
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ぽつぽつと降る雨の下とつとつと潰れた喉であなたへ歌う
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苺でも近くで見れば醜いの綺麗なあなたも近くで見れば
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生きてると笑い声すら恐ろしくヒトとはなにか未だ解らず
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数学に染み付きとれぬ恋の香よ教えてくれた式は忘れた
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ガラガラの電車の座席どっしりと腕組み座るナルシシズム
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時計割れても昇る朝日が恨めしく布団に入りて見ないふりする
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家揺れて壁掛け時計落ちて割れガラス飛び散り夜が明けていく
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星は無く深い藍のみ広がっているそんな夜空に溶けてしまいたい
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歌を詠み書き溜めていたメモアプリ誤操作ひとつで全て泡沫
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心臓を突き破らんと秒針は雨音のなか冷ややかに鳴る
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いつからか炭化した写真を抱えてるあなたが写ってたような気がする
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意味も無く生きて死ぬだけ人の生面白おかしく茶化して死にたい
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暑い夜窓を開ければ風ながれ星空ほどに体は軽く
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あなたとは話してもいないはずなのにどうして夢に出てきてしまうの?
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幸せな妄想抱え倒れ込み汚泥のような眠りについた
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日曜のデカダンな夜カップ麺喰み動画を眺め明日を無視する
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ヴァニタスを撥ねつけるような新緑に陽光は降る明日もきっと
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枯れゆく躑躅を眺む我が心情 高空の鳥には分かるまい
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他人
(
ひと
)
はみな美しいように感じます。さわればバチがあたるくらいに
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人間はパンによってのみ生きるのか? 味のしないそれを口に含んで
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