Utakata
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ありをり
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短歌初心者です。日記も兼ねてます。
よろしくお願いします。
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恥ずかしいと赤らめ始めたら散りゆくサインだ と桜予報士
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永く走るコツ テンポはスローで息は切れても事切れぬように
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頑張った自分へビールひと缶空けたので今日はもう終わりです
5
嘘にしたい世界で生きてるんだもの今日だけはやさしく騙してね
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ヘンゼルとグレーテルたち吸い込まれていく善い魔女の居る家へ
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可惜夜
(
あたらよ
)
というのはお前と薄いハイボールで枝豆食うことだな
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「それっぽさ」だけでできてる私たちイチゴ味のチョコみたいだね
8
共犯のように走ったあとの
父子
(
おやこ
)
の靴が散らばる玄関
6
飼ってたハムスター思い出す忙しないインプット⇆アウトプット
4
車もバイクも走ることも 風として生きるための口実です
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鬱
(
おまえ
)
の存在がなくなって春を知る さよなら、もう いや、またな
6
デカいポテチと健診の報せ同じオレンジなら美味しい方を /
(
誘惑に負けました…
)
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「ずっといていいんだぞ」とぽつり 古い緑茶と桜餅
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野花にさきを越された 春が来るなら予習しておけばよかった
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そうめんのあかいいっぽんひいたとき「じぶんだけのもの」をおぼえたよ
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好きな歌に付箋貼る初めて買った歌集 あいづちのつもりで
7
砕けた骨が混じりてふと思う
我
(
われ
)
が祖父と呼んだものはどこだ/
(
四十九日、納骨の儀にて先祖代々のお骨をまとめた際に
)
6
短歌は俳句より二十字余白があり それを未練と呼びます
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奴か王様の秘密 迷って戻す腐葉土の生
温
(
ぬる
)
いにおい
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春菊はどう食べても美味しいですよ私を褒めても構いませんよ
5
ねじ巻き時計が廃れてから人は休息を忘れてしまった
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園児たちの帽子 わらわらと 「満開のミモザだ」と嬉しくなった
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正邪混じる混沌のいろを玄
(
くろ
)
と名付けた先人の優しさ
5
寒さ凌ぐ大役任されカシミアのセーターも青ざめている
8
北欧のパン捏ねたる老いた手よ伝統紡ぎし美しき手よ
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吾子が
描
(
えが
)
いたデタラメな線にカンディンスキーの息吹宿りて
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おじいちゃんなぜあばれるの 教えて どこかいたいの生きていたいの
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イヤホン装着音楽再生 輸血は完了いざ
行
(
ゆ
)
こう
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窓の日差しとエアコンの風 ハリボテみたいな春でテレビの桜予報見る
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夜景に見惚れるカップルは皆幸せに見えた それがやわらかな心中とも知らずに
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