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野分来る 雨風憂う 前日は 明けて当日 然程でもなく
6
予報より 静かな音に ニュース見て まだこれからと 皆を案ずる
18
あまだれがしゅうねくドアをノックするあんな朝やこんな朝や
5
改修を見送るずさん運営の水族館に泣いているシャチ
31
紫陽花の艶を増す雨降りしきる瞼の母とあの日に帰る
10
「みどりなす君の黒髪美しや」「じっと見ないで根元は白よ」(真似かっぱ7)
14
朝が来た雨音だけが耳を打つ紫陽花濡れる猫雨宿り
16
野分前濡れてもいい服ひっかむる しまった寒い半袖ポロシャツ
15
膨らんだ レジ袋を ぶら下げて シナリオ通りに 帰ってきてんねん
11
落ち込みて 言ひ訳出来ぬしくじりに 眠れぬままに暁を待つ
31
かたらひの
中
(
うち
)
におぼえず
萠
(
きざ
)
したる三十一文字は涙となりにき
10
泊まりなよ 俺はソファで 寝るからさ 明日は先に 会社に行くよ
3
何してる? 何もしてない 会いたいよ 来ても良いけど 何もしないよ
3
岡山の暑さをみやげに妻もどり今日の津軽は三十一度
14
両目開け日々抱く夢を寝る時も十秒見れば夢は叶った
17
子の寝顔 心のネガを 忘れさせる この子の幸わう 先を願おう
7
生業に責任果たし趣味もただ没頭すれば気楽な時間
16
天気わる 風強いとか 暑いとか 気分が変わる 家庭菜園
5
君の手の温もり思う寒い夜一℃上がった心の温度
17
苺ジャムバターのパンにあんぐりと口を開けたら夢から覚めて
13
真っ白い荒野が焼けて金色に溶ける朝陽のバタートースト
18
艶やかな口に近寄り幕閉じる夢は映画のように煌めき
14
日常の些細な過去を話し合う素顔の君と長旅続く
15
純朴なあの子も
金
(
カネ
)
が飼い慣らし愛は信用ならぬと言った
29
定期券タッチの音は重なるが違う路線へ進む背中よ
11
歩幅からずれてゆくのを直すためわざとしゃがんで結び直して
7
プレミアム 選んだとしても600円 ノリ弁みたいな そんな人生
3
もどかしや 言葉にできない 素直じゃない 不器用ふたりの 電話越しの
(
よ
)
夜
5
現状を知らず死ぬより対策をしてあがく方選んだ今よ
7
家出した ところでいくとこ ないでしょね コンビニ廻って 帰ってくりゃええ
11
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