いつまでも 子どもの心を 持ってると 子どもっぽいは 違うらしいわ
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山肌の 地層を見て 豚バラを 豚バラを見て お腹をさする
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キツツキと湿ったタオルで飴と鞭 生きているからキツツキが鞭
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友人の死でより光る殺し屋の引き金に触れるコンマ数秒の
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江戸川の 対岸から吹く 向かい風 腐った水 端のプリズム
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雑草と門と銅像だけが立つ透明校舎風も透かして/廃校
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ベニヤの戸たてて回廊坂のぼり左に折れてもう探せない
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ゴミ置き場 近所の人が 騒いでる ゴミを捨てずに いったん戻る
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LED 照らす冷めた赤 東京でこれをもとめて生きていくのか
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かじかんだきみの指先と冬に咲く桜の区別がずっとつかない。
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赤と青 この組み合わせ あれ以来 ミャクミャク見える 2025にせんにじゅうご
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思考より思想が頭を形成す あまから見下ろす言葉に乞えよ
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白鷺は川筋舐めてフラフラと滑りバサリとひと掻き空へ
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どうしても現れるといふならば代わりに私を消してください
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雪風に 泳ぐカーテン ルーベンス  凍える光 走る荷ぐるま
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さてはこそ せねばならぬし 動かねば  この一本を ゆるり吸いなば
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PCや スマホや短歌 学びしは  エロの力で 心哀しき
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染めたまへ きみが訪ひまつ肌の はまゆうの花からくれなゐに
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枕元そっと置いたらおやすみと麦茶の水筒二〇〇㏄
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飲みもせず毎晩捨てて取り替える麦茶は時に命も救う
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白組にサプライズとかありそうな出場者数今年の紅白
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年毎に賀状関連コーナーがだんだん狭くなってく書店
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この街にも空席あります君とコンビニでコーヒーひとつ買う
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結婚の知らせを聞いた 今日もただ自分一人の肌寒い部屋
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したたった水が床から眼のように光って見上げる真夜中のとき
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買いものは楽しいけれど捨てる時なぜゆえ心折れまくるのか
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ただ起きてただ食べ動きただ休むそんなレッスンしてみましょうか
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ブランコに緩く揺られて去っていくあなたのほうは見返らないわ
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秋の終わり うつむいた扇風機から忘れかけてた歌が聞こえる
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裸木のどこまで続く峠道いく台前の車の遅さ
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