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冬ごもり春日を待たず
去
(
い
)
にけるを惜しと云はぬが華の
枯人
(
かれびと
)
14
雨音でお酒が進む休みの日。それはちょっとだけ寂しいお酒。
6
さくら花儚き色の風が舞う
幾年
(
いくとせ
)
過ぎて覚悟のせつな
20
小糠雨 車窓より見ゆる 遠くに
聳ゑ
(
そびえ
)
立つ 煙突の白き息
31
その手すり まだ要らぬと 言いし夫 いまや一番の サポーターとなり
14
五年間歩いた道だ 笑ってる記憶の方が多い 良かった
10
早春の 寒気なお残る 榛名路を 身を引き締めて 杉間ゆくなり
11
春淡し 伊香保石段 のぼりつつ 湯けむり越しに 思い出埋まる
11
「ママはどこ?ねえパパ!」「百合が綺麗だろ今年は肥料が良かったんだよ」
14
吸わないで買っては欲しいたばこかな防衛費まで虫が良すぎる/増税計5回で
22
根を張った大樹ばかりじゃ森できぬ あたしみたいの割と大事よ
15
地植えして声をかけてはいるけれど 曇る天から桜あめ
4
愛用のぬいぐるみ
咥
(
くわ
)
え我探し 見つけてほっぽり 我へと一直線 /愛すべき我が猫
18
くもり空 ねこたち今朝も おべっどさん ふたりなかよく きゅっとひっつき
19
楽しげな嘘が溢れてそのなかで各自が愛を削がれていくよ
13
古寺の門をくぐれば背伸びすと
四方
(
よも
)
を眺めるみつまたの花
13
妻はなぜ今年も飾る首がもげた雛人形を微笑みながら
7
雨冷
(
うれい
)
ては籠って癒す欠く薬どんより縛られ行けぬ病院
18
ひとつない何かを消したアイコンを僕のうとうとスマホをいじり
16
娘っ子 貼り替えていた 春障子 あれから数年 二人ばかり
7
グラスの中でずっと眠っていた星をいともたやすくきみが光らす
14
ため池の堤防で詠む春の歌「鳥はさえずりたんぽぽ笑う」
18
もうすでに心の中はお上手に顕れてますくれないのきみ
15
二人して久しぶりだね カラオケのマイク握れば 隅っこに春
16
花時雨
(
はなしぐれ
)
桜花爛漫 手を貸しつ 我のこころも潤していく
17
会見後「また嘘言っちゃったよ…」と頭抱えてるのか?トランプ!
8
夜に閉じ ひとり迎えし 同じ朝寡黙に拡がる 薄青の空
9
名前より長いあだ名をつけられて馴染めないまま忘れさられた
19
一歩ずつ踏み出す足にいのち載せ幼な子笑むや 春の
階
(
きざはし
)
23
誰も皆殺意を秘して街を行くだからこそこの澄んだ青空
8
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