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母つくる
田楽
(
でんがく
)
焼の木の芽とる 山椒のかおり指に残れり
14
妻つくる昼のラ‐ メン添え物の庭で摘みたる三つ葉が香る
14
触れる手にいつもの熱がなかったの君の虚しい指が震える
5
どら焼きは贈ったけれど
当日
(
母の日
)
に モスかミスドでもLINEギフトで
14
アイスの日に母とアイスの話して 話だけして食べそびれたり
17
母の日に花より団子の化粧水 若くなれよと白寿の母に
19
雨音は止み 戸を開けて 一呼吸 雨の残り香吸いて 散策
23
花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
45
あの夜の喉突きたてる包丁の指先震え 幻覚を見る
5
広告のアンドロイドのゲームってロボットのする遊びと思い
13
琴線にふれた短歌を書き留めるノートに「1」と書き足した朝
9
やりたいことをやらねば自分から死んでしまう しょうがねえ、やるか
8
血のいろも こんなに紅くはなかろうて ルビーレッド(キウイ)の真紅の断面
19
いれかわり 寝室入ってった ねこ おかあちゃんのねてたとこ ぬくい
17
剥離した記憶の花のひとひらに たからものなど混じっていたらし
15
気晴らしにサンダル履きで出た父は 冬になっても戻って来ない
13
春雨の激しく降りし庭一面チㇼアヤメ咲く空色の花
7
今朝目覚め
厨
(
くりや
)
にたてば鼻を突く味噌󠄀汁にほふお袋の
背
(
せな
)
7
何故売れぬ
省
(
かえり
)
みるより何故買わぬ
要
(
い
)
るものだけ買う暮らし変わらず
15
打ち解けた 時にはもう 別れが近くて 思い出の ミステリガール
7
壁掛けの絵が外されて蝋燭に照らされし君しおらしくいて
5
何かしら思う気持ちを探すけど 胸いっぱいでカタチにならぬ/今日は推しの誕生日
9
ネットにて鉢植えの花贈られて御礼はLINで開花を写メに
18
彼氏兼、母親も兼ねて父親もカウンセラーも兼ねている人
7
倒れてる 自転車元に 戻さない 放置自転車の カゴはゴミ箱
8
海の町送り出すとき歌う歌指揮振る君のそばにいるよと
7
衝動がまた挑戦に駆り立てる アドレナリンの満ちていく今日
9
「障害」という重すぎる響きすら 愛しいものと思うこの頃
9
勉強をすればするほどわからない 無知の知という深みの沼へ
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二年ぶり産休明けの看護師と手を握りあういのち見つめて / 癌センター
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