おにぎりは家で握ってもコンビニで買っても価値は同じ横軸
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わからないああだこうだといわれても 私の哲学私だけがする
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ウナギたす1書き別の生き物に変わると何になるでしょ~うか?/なぞなぞ短歌(答・ウサギ)
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八十キロピアノは弾かずコミカルに西方へ行くハマの釣り人/合掌「西田敏行」
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小一時間ほど早く着き ひとりカフェ 年6回は来たい隠れ家
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AIで俳句短歌はチョロいのかされどそこには趣ありや
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何もかも振り切った先へ駆けろ若人 はしゃぐ姿やけに眩しく
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移りゆくこの世の習いせわしなく電気仕掛けの有為転変か
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レストランうまい料理食べる心身ともに満たされる午後
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ふなむしのふたりで歩く秋の漁港もう釣りに出ぬ浜ちゃん思ふ
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金木犀 金と木、サイとか書くくせに やわく無欲な君に似合うね
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意味変わる 「サヨナラダケガ人生ダ」 若い時分と歳食った今
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夕暮れにブランコ二つの背中押す姉弟きょうだい同じ空を見ている
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いつかきっときれいな詩になるそのきもち 手を握る熱が電波で伝わる
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ここにいてどこにもいかずすがらせて そう言うと君が目を伏せるから
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期待する事をやめると決めてから 霞んだ空から青空のぞく
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見る景色動いてるのがホログラムでも きっと私達気付くことない
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ああ電車止まらないでよ今だけは あの子の気持ちまだ聞けてない
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愛したい愛されたいが罪ならば 道端の花なぜ咲くのでしょう
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秋の色君が思うの何なのですか 私はね君が着ていた茶色
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生ましめしのちのよふけのしづもりに老助産師のたばこくゆらす
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窓の外海ならいいのに外見つめ 君と一緒にどこでも逃げれる
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幸せであれと望んだ想いに 照らされる君のよこがお
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ねこのあご なでてお互い よいきもち これwin-winの関係といふ
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昼休み職場仲間を離れ来て金木犀を見彼女ひとあり
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漆黒に赤と緑の閃光が散らばる花火眼球に夏/9/24
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カーテンの囲いの中で一人座し今日の怒涛を振り返る暮れ/9/24
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心電図採決採尿レントゲン院内巡るスタンプラリー/9/24
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眼底を色鉛筆で描き分けて手塚治虫をみている心地/9/24
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始まればトントン拍子駆け上がり本日入院翌日手術/9/24
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