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飴なんてめったに舐めぬ我なれど 喉痛なればなんと甘露よ
34
幾千の声の波立ちデジタル庭ひとつの言葉心に滲みゆく
10
タイムライン過去と未来の橋を行く 時の川辺の声はあたたか お題・タイムライン
4
側道の期待に満ちた表情のカラス嬉々とし胡桃にかけ寄る
33
千日の回峰行に憧れた心を共に街路を巡る
17
停車する車の屋根がコツと鳴るカラスの仕業胡桃を割れと
40
「最高」を「神様じゃん」と言う貴方
7
陽が昇り食べては寝るの繰り返し俺の人生とてもシンプル
14
山を見て空を仰いで足元の
小
(
ち
)
さき花愛で歩く日々なり
41
幼き日目を患いて片目なりスポーツ苦手車は乗れぬ/自転車は乗れた
33
その効果期待をしつつおそれつつ機能性肌着まずは下から/冷えやすくのぼせやすく
22
仲なほり見とどけられず家をでるつかずはなれず流れゆく雲
21
暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
15
またけふも蛹のままで蠢ひて蝶にもなれず蛾にもなれずに
13
錆
(
さび
)
色の 切れたネジ山 見て焦る 自分にも開けられなくなっている心
14
鉄塔をミクロの棘と重ねたら地球は宇宙のウイルスかもね
16
土曜日の街はスローな
紅葉
(
もみじ
)
色 僕だけ疾風白きママチャリ
26
城勤め無難な黒は好きなれど不思議と水色効率上がり
21
処方薬飲んでちっとも効きゃしない 咳に喉痛あぁ煙草吸いたし
21
ありがちの言葉机に残されてあなたの居場所は遠い日の午後
13
ふゆ風は 冷たき雪の 華咲かせ あしの奥底 まさに育たん
13
あき風は 渡る稲田に 枯れすすき すくめる首は 雪に備えて
15
すぐに忘れられる痛みが一番怖いから
4
なつ風は いかづち雨を 路連れに 揺らす入道 なびく徒花
14
軽トラの ラジオこぼれる 踏み切りで 最終レースの 結果知りかけ
7
はる風は ゆれる桜が 藤さそう ぬるく肩撫で 名残り流しむ
11
外に出よう 秋の日差しに 誘われ 買ったばかりの ジャケット羽織る
17
抑えても咳の暴発止めがたし 今は出るなと頼んでみても
26
車窓から 流れる日本と ビールと天むす これが大人の猫バスか
12
今朝もまたルーティンひとつ崩れゆく 生きづらさ的ルーティンの翳
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