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校門を開く保護者のポロシャツが汗でグレイに染まる朝9時
16
軽蔑と 怒りをもって きっぱりと 嘘を拒んで 気味悪がられ
3
他人は他人 自分は自分 価値観も 生き方さえも 違って見える
3
いろいろと 想像したり してるうち ホントにそうと 思い込むから
4
熱気候 睡眠質不足の朝
気怠
(
けだる
)
き
体
(
てい
)
を鼓舞せし
颯
(
はやて
)
23
背を丸め 頭を前に 突き出して 歩く爺の 姿は我が身
5
目の前の背中合わせの禿げ頭鏡に映るお父さんかと
12
窓際に 頭を向けて 目覚めれば 玉ねぎ揺れる 青空の中
9
目薬をさすのが何故か面倒で買ってそのまま引き出しの中
15
音量のせいではないが連ドラのセリフ判らず家内に尋ね
14
誘ひけるささめごとかな甘き声なさけの沼にともに沈みぬ
7
バインミージャージャー麺に
参鶏湯
(
サムゲタン
)
美味しいだけの異文化理解
12
大雨に水面となりし車道ゆく靴の片方口を開けつつ
11
木造の我が家にはないプライバシー二階の声が階下で聞こえ
16
青空で
水無月
(
みなづき
)
始まるもんだから
田畑
(
たはた
)
どうかとダムいかがかと
21
今朝はU あんよもてっても なげだして ねこのからだは やわらかだから
21
いつもより 遅くに雨戸を 開けてたら 目が合った人に なぜか「すみません」
11
夏きてる夏きてるね夏きてるエレキテル?夏きてる
4
姿見の布をあけてはいけないよ 遺影が並ぶ暗い奥の間
18
人生は当事者主義が持論故我儘道の旗を掲げ立つ
9
歌いきり 皆に褒められ 得意顔 見守る我の 力と成りぬ
17
夕立に夏を分けゆく交差点 滲んで流れた信号のあか
22
真夏日の予報如実に水無月のあっけらかんと青空ばかり
31
ぴぃひょろと 蒼天駈くる若鳶の 声聞くときぞ初夏は眩しき
24
初鱒のチャンチャン焼きは合理的 夫は魚を吾は野菜食む
23
媾うに楽だとボブにしてたっけもう最近はロングが似合って
3
一寸も 間髪入れず 初夏の夜に 華咲かせたり 職人魂
#
花火
1
14
佳子さまにも来て欲しかった天覧戦
菖蒲
(
あやめ
)
の花を神宮に添え
14
かへらねば思ひ引かるるあやめ草あやに悲しき五月雨の空
8
あやめ草あやなき身捨て鳥の如翔けて行かまし心しあらば
7
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