うたといぬ
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投稿数
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人生もリセマラできりゃ良いのにな ハズレ家庭もボタンひとつで
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鬱屈は突如染み出す。抵抗を示せど敗れ自己を呪えり。
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新刊の予定は僕の命日をのばすんだ。 積まれる本を横目に乾麺
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テレビつけ、スマホ開けば、才人の多さに心は既に真っ黒
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夜の奥の奥の奥のその奥に 人知れず沈む僕の反抗
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水星がひとりぼっちと言うんなら、僕がとなりに居てあげるのに
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見渡せば、独りぼっちの多きこと、気づく年齢としにぞすでになりぬる
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あちこちに「よいお年を」と聞けるのを、なんと形容してもオレンジ
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夏の日の天気雨、シャンと降る感じ。たまに恋しくさせられるんだ。
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年を経て逃げ場無くした心労は、来年もまた居やがるんだよ
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地球ではじゃあ重力がちょっと邪魔なんだ、神様、月で悩ませてよね
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来世じゃあ、今よりずっとましなハズだよ、何がましかは分からないけど
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赤鬼は子を罵りて平手打ち、隣家の内の静かを望む
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朝焼けを描くときだけ使う色、世界をこれで満たして良いよ
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白い部屋、カーテンの隙から入る弱い光は、僕を追い込む
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小さなミス、貯めるだけの臓器、僕にもあれば。すぐ要検診か。
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世の中の多くの人が持つらしい「ふつうの」心身、僕は無いみたい
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鬨の声、あげよ!心よ、銃を持て!戦く少年、誰も頼れず、
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「憂鬱」を、ひらがなにしてあげてみる。こころは軽くなれないのにね。
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明日の朝 隕石が落ちてくれるなら、僕は素直になれる気がした
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真夜中の コインランドリー 一輪の 花さえあれば。明日も仕事だ。
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もう別に、全部どうでもよくなって。朝に蜘蛛つぶし、夜、爪を切る。
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「尊敬をしている人は両親です」。そう言って人はナイフを振るう。
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明るいと逃げ場が無くて、苦しいや。朝の星には感謝してるよ。
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ひとつだけ願い叶えて、カッシーニ。僕も乗せてよ!旅に行きたいな。
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あとちょっと寿命を延ばすためだけに、一ヶ月さきに予定入れたよ
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ホームドア 置かれるまえの 僕たちは どうして落ちない ようにしたっけ
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夏空に 蟻運びたる 亡骸の 蝉を見て思う 祖父の葬列
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あの人は浴衣をまとい、いずくへと。 めかしてぼくは仕事場にゆく。
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人生を止めたくなって。金星にただ咲く優しい花になろうかな。
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