久しぶり、お元気ですか。彼女にもまだ陰毛を剃らせていますか。
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発音が独りよがりのフランス語暇bonjourでさえ日本語なまり
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君がいたところに置いた花束で初めて君が君だったと知る
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同僚と一緒に歩く帰り道 夏が終われば冬の心配/昨年は災害級の雪❄️
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あさってさ、いつもと同じ公園で。とっておきの砂場あそびをしよう。
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残された日々を数える 制服と「また明日ね」と手を振る日暮れ
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水曜日時計の針傾く頃皆床の中雨しとしとと
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鈴虫に誘われ夜を歩き出す 不便な軀をとこにのこして
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わたしの言う「君」が君であることを君は知らない 絶対知らない
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見てもいいものしか見ることはできず男性声優全員既婚者
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黄昏れし 戸袋の脇 眺む車窓 薄雲に重なりぬ 細き月
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うすぐもり開けっ放しにしておくよ顕示欲とか出ていって、もう
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益荒男を気取る従兄弟の可笑しさよ 言行不一致とどまるを知らず
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鳩っこよ宵はどちらでおすごしか都市も君らの自然なのだね
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たそがれは赤むらさきの薄明かり空にのまれて私無になる
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AIと隠しもしない返信が 私の評価を伝えてくれる
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え? と聞き返す君の肌 とても透明でついつい手が伸びてしまう
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遠くない未来に 心願成就ねがいは 叶うだろう 夕焼け美し 秋は夕暮れ
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幸せになるより明日をやり過ごすビタミンAと鉄分が欲しい
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五十年経ったら自分を許せるか その時だけを楽しみに待つ
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出不精で気概がなくて乗るバスの五十円差の一区間歩く
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わたしにも期待の星と言われてた頃があったか思い出せない
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死にたいと望みながらも進んだ道 朽ち果てるまで生きると決めた
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読みにくい小さい活字文庫本ピンチしてみる詮無きまでも
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庭のすみ シュウメイギクの蕾あり 固い蕾に秋握りしめ 
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夏っぽい 感じなくなり 秋らしく とうとう麦茶 パックもわずか
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コンクリートの道の端っこ コンクリ色に染まって9月の模様
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流星が降り注いでる 父さんに跡は継げぬと伝えた夜を
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母 父 子供 友や犬 みんな全員 等しいし 等しい死
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羊雲その時同じ空見てた人をみつけて心嬉しく
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