Utakata
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ういろう
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はじめまして。誰に書くともない日記のようなものです。どうぞご笑覧下さい。
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たのしげにほほえむ君の手をとりてどこかとおくへつれてゆきたし
10
傍らに男のあるを聞き
初
(
そ
)
めて乙女と知りぬ姉といふもの
12
コンビニの「韓国風」の菓子パンは遠くなりけりクーデタの夜
9
坂道を抜けて角まで行ったなら明かりが見える君の明かりが
11
雨が降る バイトに出掛けたあの人は傘も持たずに行ったのだろか
9
我を思ふ人あらなくになにすれぞ我が思ふひとの我を思はぬ
11
秋空にイワシじゃないねどう見てもこれはサバだと考えている
16
「いい服」と伝えるようにさりげなく君の全てが好きと言いたい
16
皆さんは愛するものがありますか生きてゆくのが楽しいですか
12
みてみてと呼べばこちらをみてくれる君に
幸
(
さち
)
あれいついつまでも
15
薄れゆく若さとふ名の特権を使う勇気も抱けぬままで
16
わたくしの人生なのにわたくしはどこか遠くにいる気がするの
17
ときめきが欲しいと下を向いて言うあなたは私の光だったよ
13
夕立に突如
現
(
あらわ
)
る
湖
(
うみ
)
に立ちそを
掻
(
か
)
き散らす幼子と母
10
参ったな似てもないのに銀幕の女優が君に見えてくるんだ
13
虫除けの
有加利
(
ユーカリ
)
かげば遠き日の公園に鳴く蝉の
音
(
ね
)
がする
19
本当の気持ちを隠したままだから自分で自分が嫌になるのだ
12
もう少しあなたのそばに居たくって用もないのに外なぞを見る
16
幾月も努力重ねた試験終え君がぐっすり眠れますよう
12
まばたきがシャッターならば今ごろは君の写真で埋まるアルバム
22
同輩
(
ともがら
)
の秘めたる思い知りぬればいつもの顔も変わるものなり
10
夕立をその身に受くる少年の母は空見て案じ
居
(
ゐ
)
るらむ
17
幾百里
(
いくひゃくり
)
離れた街に君思う道
行
(
ゆ
)
く人に影重ねつつ
12
昼過ぎて夕来にけらし
白妙
(
しろたへ
)
の
衣
(
ころも
)
取り込む
婆
(
ばば
)
の
軽業
(
かるわざ
)
14
牧之原
(
まきのはら
)
にうちいでて見れば茶畑のみどりは今朝の露にぬれつつ
7
はこねぢを越ゆれど野には
霞
(
かすみ
)
たつ富士の
高嶺
(
たかね
)
を見るよしもがな―新幹線
7
人もなき
夜半
(
よわ
)
にも散るらむ桜花月と星とを証人として
14
散る花を吹く風よりも穏やかにその樹のもとで君は微笑む
8
いらないと言われるだろうと思うけど君にきれいな花をあげたい
14
可愛らしい看護師さんが測るから献血したのに上がる血圧
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