Utakata
登録
Login
ういろう
フォロー
19
フォロワー
20
投稿数
124
はじめまして。誰に書くともない日記のようなものです。どうぞご笑覧下さい。
1
2
3
4
5
次 ›
最後 »
坂道を抜けて角まで行ったなら明かりが見える君の明かりが
10
雨が降る バイトに出掛けたあの人は傘も持たずに行ったのだろか
8
我を思ふ人あらなくになにすれぞ我が思ふひとの我を思はぬ
10
秋空にイワシじゃないねどう見てもこれはサバだと考えている
15
「いい服」と伝えるようにさりげなく君の全てが好きと言いたい
16
皆さんは愛するものがありますか生きてゆくのが楽しいですか
13
みてみてと呼べばこちらをみてくれる君に
幸
(
さち
)
あれいついつまでも
16
薄れゆく若さとふ名の特権を使う勇気も抱けぬままで
17
わたくしの人生なのにわたくしはどこか遠くにいる気がするの
18
ときめきが欲しいと下を向いて言うあなたは私の光だったよ
13
夕立に突如
現
(
あらわ
)
る
湖
(
うみ
)
に立ちそを
掻
(
か
)
き散らす幼子と母
10
参ったな似てもないのに銀幕の女優が君に見えてくるんだ
13
虫除けの
有加利
(
ユーカリ
)
かげば遠き日の公園に鳴く蝉の
音
(
ね
)
がする
19
本当の気持ちを隠したままだから自分で自分が嫌になるのだ
12
もう少しあなたのそばに居たくって用もないのに外なぞを見る
16
幾月も努力重ねた試験終え君がぐっすり眠れますよう
12
まばたきがシャッターならば今ごろは君の写真で埋まるアルバム
22
同輩
(
ともがら
)
の秘めたる思い知りぬればいつもの顔も変わるものなり
10
夕立をその身に受くる少年の母は空見て案じ
居
(
ゐ
)
るらむ
17
幾百里
(
いくひゃくり
)
離れた街に君思う道
行
(
ゆ
)
く人に影重ねつつ
13
昼過ぎて夕来にけらし
白妙
(
しろたへ
)
の
衣
(
ころも
)
取り込む
婆
(
ばば
)
の
軽業
(
かるわざ
)
14
牧之原
(
まきのはら
)
にうちいでて見れば茶畑のみどりは今朝の露にぬれつつ
7
はこねぢを越ゆれど野には
霞
(
かすみ
)
たつ富士の
高嶺
(
たかね
)
を見るよしもがな―新幹線
7
人もなき
夜半
(
よわ
)
にも散るらむ桜花月と星とを証人として
14
散る花を吹く風よりも穏やかにその樹のもとで君は微笑む
8
いらないと言われるだろうと思うけど君にきれいな花をあげたい
14
可愛らしい看護師さんが測るから献血したのに上がる血圧
10
おふくろの味をもとめて定食屋覗けばすでに男が二人
12
見送りの母を抱きしむその細き胴に
廻
(
まわ
)
したわが手余りぬ
9
ほらここに君のためなら何だってしようと思う男が一人
9
1
2
3
4
5
次 ›
最後 »