ういろう
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はじめまして。誰に書くともない日記のようなものです。どうぞご笑覧下さい。

わらべらが長靴はきて家路踏む信濃の野辺に夏はきにけり
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ももひきや古き職場はしのぶにもなほあまりある寒さなりけり
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あの夏のエンドロールの日々の中 今日もぼやけた月を見ている
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この川も流れ流れてあの人の生まれた町へゆくのだろうか
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たのしげにほほえむ君の手をとりてどこかとおくへつれてゆきたし
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傍らに男のあるを聞き初(そ)めて乙女と知りぬ姉といふもの
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コンビニの「韓国風」の菓子パンは遠くなりけりクーデタの夜
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坂道を抜けて角まで行ったなら明かりが見える君の明かりが
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雨が降る バイトに出掛けたあの人は傘も持たずに行ったのだろか
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我を思ふ人あらなくになにすれぞ我が思ふひとの我を思はぬ
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秋空にイワシじゃないねどう見てもこれはサバだと考えている
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「いい服」と伝えるようにさりげなく君の全てが好きと言いたい
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皆さんは愛するものがありますか生きてゆくのが楽しいですか
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みてみてと呼べばこちらをみてくれる君に幸(さち)あれいついつまでも
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薄れゆく若さとふ名の特権を使う勇気も抱けぬままで
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わたくしの人生なのにわたくしはどこか遠くにいる気がするの
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ときめきが欲しいと下を向いて言うあなたは私の光だったよ
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夕立に突如現(あらわ)る湖(うみ)に立ちそを掻(か)き散らす幼子と母
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参ったな似てもないのに銀幕の女優が君に見えてくるんだ
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虫除けの有加利(ユーカリ)かげば遠き日の公園に鳴く蝉の音(ね)がする
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本当の気持ちを隠したままだから自分で自分が嫌になるのだ
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もう少しあなたのそばに居たくって用もないのに外なぞを見る
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幾月も努力重ねた試験終え君がぐっすり眠れますよう
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まばたきがシャッターならば今ごろは君の写真で埋まるアルバム
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同輩(ともがら)の秘めたる思い知りぬればいつもの顔も変わるものなり
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夕立をその身に受くる少年の母は空見て案じ居(ゐ)るらむ
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幾百里(いくひゃくり)離れた街に君思う道行(ゆ)く人に影重ねつつ
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昼過ぎて夕来にけらし白妙(しろたへ)の衣(ころも)取り込む婆(ばば)の軽業(かるわざ)
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牧之原(まきのはら)にうちいでて見れば茶畑のみどりは今朝の露にぬれつつ
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【新幹線】はこねぢを越ゆれど野には霞(かすみ)たつ富士の高嶺(たかね)を見るよしもがな
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