涙して歌うあなたの今宵の月震える声でごめんよサンキュー
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歌人や詩ばかりつくり音捨てて  読めず歌えず悲しき昨今
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みずからの 立ってる場所すら 覚束ず 天も地獄も見分けがつかない
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あの高い空からみれば地は空でわたしの涙は星めいている
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恋の色は数多あると言うけれどこれは紅く燃えた恋です
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どうしてか、泣きながら「好き」と言うのです。許しましょうか?許せましょうか。
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恋熱が冷め毎日が動き出すあれはあれでもよかったのです
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やわらかい声で奥まで飲まされた呪いは百年遅れで効いた
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あなたの字 弘法大師譲りかも誰も読めない母しか読めない
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「帰ろうか」 何処へ?と聞けぬ僕らにも きっとあるのだ、帰る何かが
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君の心を 覗いてみたい そんなこと できないから 普通でいられる
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辛いのは 毎日会える ことなのです 届きそうで 届かない君
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寒さってこんなに痛いの? 知らなくて 君を ただ 抱きしめたくなって
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冬の鳥毎朝庭に立ち寄りて亡き夫かなおはようと言う
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風強し日差しさえぎる厚い雲暗くなる部屋今夜は雪か
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難関を易々抜ける淡々と そういうひとにわたしはなりたい
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すこしでも毛先を切らなくちゃってあめむちの論を説く 怯えているわ
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カスだまりちらばる皿の一点をみてるもれてたら、ごめんバゲット
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クラフトボス飲みほす底に円描くペットボトルのそういう型
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そうやってすりよってくるゆめのバクがこんやもどこかで覗いている
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湯気こもるうす水色の浴室の時の滴の落ちる剃刀
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今夜から 冷え込むよって 我が友よ 暖かくして ご自愛くだされ
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あの冬が降りだし積もりそうだからこのマフラーはしまっておくよ
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武士のよう君の生き方歩み方背に負うものを一つ私に
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守られし生きてる我もいつの日か守れるものを持とうと思う
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マイスリーに 勝ってしまった 強い僕 眠れないと 弱音を吐いてる
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大好きな 君に会うのも 疲れたよ もう朝など 来ないでほしい
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欲しいもの 誰もが笑顔の世界です(本音を言うと、五千兆円)
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きみがふと「相性いいね、SFと」ていったら手がぷるぷるふるえた
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オレもある 新幹線の 個室和式あけたら 知らん人が ツをだしてた
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