「海を見に行きたい」 と言ったその声が まぶたの裏にまだ残っている 1
両の手であなたがくれた さよなら が 僕に光と勇気をくれた 0
目も耳もふさいでおいて と言うならば 君の両手でふさいでくれよ 1
君が生きていてくれること それだけが ただそれだけが、僕の幸福 2
生きようとしてしまうよな どうしても どんなにひどく絶望しても 3
満たされたわけではないよ あきらめただけだ神社の枯れた朝顔 1
「消えたい」 という気持ちだけがうず高く地層のように 固く積もって 3
ただ生きていくことだけでつらいのに 君を愛するだなんて、とても 1
「ああすげえ気持ちわかる~」 つぶやいた 君の視線の先には『GODZILLA』 1
風の音はたやすく花も刈り取って (君を愛することすらできない) 1
あの日から君に歌って欲しい歌が 僕のなかから消えてしまった 2
溺死してたむけられてる花になるくらいだったら泥になりたい 5
きみはうつくしいひとです、どこまでも ただどこまでも きれいなひとです 2
感情に名を付けられてうっとりと 少女のようにほほえむお前 1
君の手を引いてゆくのは僕じゃないってことだけは確かな、波間 1
きみたちが たくさん〝おはなし〞できるよう ぼくはとおくで 祈ってるっピ 4
花は散る 風も焼かれていくけれど どうか貴方のその声だけは 0