赤月 宙    フォロー 0 フォロワー 19 投稿数 946

きみの手と 音楽よりも熱いものは きっとこの手じゃ持てないだろう 

君の願う 優しさがとても冷たくて 泣きたいときに泣けたらいいのに 

「この服を着こなせるようになりたいの」  誰のために? とは聞けなかった 

胸の奥 燻り焦げた匂いなど どうか気が付かないでと願う 

花の雨 カーテンコールに降り注ぎ 跪くしかできない僕は 

叶わない 敵わないとは知っていて 膝をついてもペンは置かない 

深淵を覗き込むより地獄より 恐ろしいのは貴方の笑顔 

僕などを追い越してゆく歌たちが 先にあなたに会いにゆくでしょう 

おそらくは辿り着けずに沈むだろう それでも僕は流し続ける 

君の手が愛せるものには定員があってわたしはそこにはいない 

揺れている貴方の声に呼応して 月が欠け始めようとしている 

繕った 声はいらない ざらついた ほんとうの空を知りたかった 

歌なんか よめなくってもいいんだよ そう死に急がなくともいいさ 

舌の上を 海にしたくて夜店では ブルーハワイを頼むとこある 

僕だって 許されるならもう一度 彼の救いの鳩になりたい 

寒空にあおられ涙が出ただけだ 君の唇の紅さではない 

大衆が あなたのことを物語にしようとしてる、逃げて、逃げて 

貴方にはあげたいものが多すぎる あの日のコーヒー、かわいいふりかけ 

大好きな絵に閉じ込められるのなら わりと素敵な最後じゃないかな 

手のひらも やがて腕まで腐っても あなたの無事をただ祈ってる 

不安げに 所在なさげに佇んで なおやわらかく微笑む 君だ 

春だね、と いつかあなたと笑いたい それぞれ生きると決めた場所で 

つらくとも 見届けなくては 彼がこの先に進むであろう未来を 

君がしあわせでいることで幸せになれる人らに混じりたかった 

空虚など気付かなかった すれ違いざまにあなたが微笑むまでは 

どちらかというと適合しないほう 社会と呼ばれるこのケースでは 

生きるのに 値しないのではないか 六文銭にも満たぬこの身は 

詩人らが やわかい心で生きてける やわかい世界であったらいいのに 

遠い地の どうかあのこのそばにいき あのこを抱き締めてやってください 

もうこれで 終わりにしようと思ってた 君の笑顔に出逢えるまでは