Utakata
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赤月 宙
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何百回 何千回と繰り返す それでもきみはまだ泣くんだな
5
空白を きみが見つけてくれたから 海も炎も「ぼく」の一部だ
2
はじめよう だれも知らないままでいたあの日の僕らを知る物語
4
両腕を落とされようとこの口のナイフがやがてうたいはじめる
2
海は嫌 あのうねりこそがこのぼくを ずたずたにするとわかっているから
7
どんなにか生きてることがつらくても あの日とぼくはうつくしかった。
8
かみさまが生きろといった すぐそばで 首にからまる恋の妖精
6
あのひとに届くことない思いなら 殺してしまえと 鳴くほととぎす
3
大好き、と心配です と大嫌い 憎いと愛しい 全部乗せだわ
6
海色の絵はがきを買う この夏も 届かなくても送らなくっちゃ
6
愛してる その残響が道しるべ たとえ前にはすすめなくても
8
夏が死を望んでるんだ 太陽も トマトサラダをにらむ細い目
3
もう僕は君がなくとも戦える だからさよなら花色リップ
6
この恋を 弔うために黒を着る 初七日 四十九日 を過ぎても
8
失くした、とうしなったんだと泣いたのに まだ失える想いがあるよ
6
歌詞も見ず歌えるようになったけど あなたごときが忘れられない
5
「連絡をしない」 にたどり着くけれど 線を増やして、やりなおす
籤
(
くじ
)
11
まっくらな砂浜をゆく(ざくざくと) たとえどこにもゴールがなくとも
6
「かけがえのない存在」 という うそ が わたしをわたしたらしめている
4
おのれへの殺意を以て身につける 喪服のごとき黒の
Y
シャツ
4
さようなら 明日僕は死ぬ そのために あの空のいろのジーンズを買う
2
数ヶ月前に放ったあの歌が 今も傷つき続けているとは
5
傷ついてみようか二度と取り返しつかないくらい あの日のように
3
君なんかいなきゃいいのに しあわせでなくとも僕が僕でいられた
7
夏目だと どれが好き とか花の色 どうしてもっと話せなかった?
3
歌えない。誰かのための歌なんか 少女はひとり 膝を抱えて
3
愛されるひとがただただ妬ましく 炭素を紙に撫でつける 夜
5
あぁさみしい さみしいと泣くその代わり マグマのように沸きだす短歌
5
わたくしをひとりっきりにするために選んだ黒のタイトスカート
3
傷つける側に回るということにきっと貴方は耐えられないよ
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