赤月 宙
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1356
頼むから誰か殺してくれないか (どこかでホトトギスが鳴いてる)
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頼むから誰か殺してくれないか (ナイフはなにも答えてくれない)
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片手間に僕のこころを救ってく そんなあなたがほんとにきらい
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あの日からずぅっとずっと秘めていた ほんとは君にたよりたかった
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俺がどんなに苦しむかなんてこと君にはどうでもよかったんだろ?
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眉をひそめたぼくを見て ほほえんで どうしたの。なんて寄って来ないで
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君じゃなきゃ駄目だった理由わけと 君じゃなくてもいい理由わけがせめぎあってた
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君のいない場所はさびしくつらかったですと言えたらどんなにいいか
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優しい、も やさしくない、もどちらもがつらいってことを知った恋です。
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あのこにはちゃんと優しくするんでしょ 歩幅も合わせてあげたりしてさ
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何百回 何千回と繰り返す それでもきみはまだ泣くんだな
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空白を きみが見つけてくれたから 海も炎も「ぼく」の一部だ
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はじめよう だれも知らないままでいたあの日の僕らを知る物語
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両腕を落とされようとこの口のナイフがやがてうたいはじめる
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海は嫌 あのうねりこそがこのぼくを ずたずたにするとわかっているから
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どんなにか生きてることがつらくても あの日とぼくはうつくしかった。
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かみさまが生きろといった すぐそばで 首にからまる恋の妖精
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あのひとに届くことない思いなら 殺してしまえと 鳴くほととぎす
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大好き、と心配です と大嫌い 憎いと愛しい 全部乗せだわ
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海色の絵はがきを買う この夏も 届かなくても送らなくっちゃ
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愛してる その残響が道しるべ たとえ前にはすすめなくても
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夏が死を望んでるんだ 太陽も トマトサラダをにらむ細い目
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もう僕は君がなくとも戦える だからさよなら花色リップ
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この恋を 弔うために黒を着る 初七日 四十九日 を過ぎても
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失くした、とうしなったんだと泣いたのに まだ失える想いがあるよ
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歌詞も見ず歌えるようになったけど あなたごときが忘れられない
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「連絡をしない」 にたどり着くけれど 線を増やして、やりなおすくじ
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まっくらな砂浜をゆく(ざくざくと) たとえどこにもゴールがなくとも
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「かけがえのない存在」 という うそ が わたしをわたしたらしめている
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おのれへの殺意を以て身につける 喪服のごとき黒のYシャツ
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