赤月 宙  フォロー 0 フォロワー 8 投稿数 423

マフラーを あの時巻いてくれたのは 僕にとっては 貴方でしたよ 

君の前髪の〝くるん〞てしてるとこ 秋田わんこの しっぽに似てる 

「ほら僕は なんでもない日、おめでとう派の人だから」 「何その派閥」 

もう二度と 行かぬであろう 公園に 住んでたキリンと聴いてた唄です 

熱に浮かされて見ていた夕時の まどろみの夢のような音色だ 

パンプスは いけない、どんなに愛しても 磨り減ってゆく (あなたのように) 

灰色の 夜道でひそかに 勇気無き 案山子が売ってた 甘いチーズ 

一区画 向こうの高速道路から 走るラジオの気配がする夜 

君の声に 救われるひとが 数多いる だからわたしは 言葉を紡ぐ 

体内が きれいながらんどうなので 少しの紅茶が ころころと鳴る 

手に届く 五分の一の星空を 軽く越えてく君を知ってる 

丁寧に 折り畳まれた 悲しみが 湿気を吸って、ふっ、と開いた 

アメリカの西海岸で泣いた子の 声が日付をまたいで届く 

つまらない女ですのでわたくしは きみの微笑みひとつで幸福 

憎しみに すがって生きる兵士には あの歌姫が女神に見えた 

世紀末 世界が滅びなかったので ぶっちゃけあとは余生かなって 

春だね、と いつか貴方と笑いたい おんなじ春は もう来ない、ので 

君の名を 聞くたび生まれ変わるから 今日もわたしの 誕生日です 

あの空を 見上げて死ねる ふさわしい 資格があるか、自信がなくて 

3分間 あればいいです 辞世の句 詠むので少々お時間ください 

控えめな 低い位置から ピースする 世界平和を 願うひとゆえ 

しあわせも 一番上の棚にあり ぼた餅みたいに 落ちてはこない 

これからも 傷つきながら 生きるだろう なんて綺麗事 掃いて捨てたい 

僕に腕をつけてくれて、ありがとう 僕を人にしてくれて、ありがと 

美しいひとや物だけ見ていたい だから鏡は のぞきたくない 

心って どこに宿るの? その身体 削いでいったらそのうちわかる? 

僕という 人間がいかに しょうもないという事実を思い知る、すべ 

醜くて ぞっとするほど おぞましい そういう恋をしていましたね 

真昼間に うまく組み立てられなんだ 言葉が夜にパズルに変わる 

何もかも 忘れるために 飲まされた キルシュ入りのチョコとコーヒー