赤月 宙    フォロー 0 フォロワー 13 投稿数 649

泣けるなら 泣いてください そうしたら 君のお声を 飲ませてください 

世知辛い この世を生きるすべとして 君の御声を 買わせてください 

「生きる糧」と みなが貴方をむさぼって 磨り減る様は 幸福の君 

麦チョコや 玉子ボーロやハムスター ちっちゃいものを 愛しがる君 

わらわない 君が好きだよ 報われぬ ひとのおもいを知っているから 

神さまが 君のつむじをこしらえた時から 星は右にまわるよ 

「祈る」 という 行為はあまりに やわらかく 衣をまとって たたずんでいる 

海色の はがき、コーヒー、やわらかい音楽、きみを思い出すこと。 

美しく ありたいという その意思を いともたやすく 折ってくる、ひと 

人魚姫にはなれないので 僕たちは 君にいつでも 愛を歌いたい 

世界中 振り落とそうとする意思で 豪速でまわる独楽、いや地球 

世界など 滅んでしまえと思ってた 君がいるなら、もう少し待つ 

恋の歌 溶かしたチョコに練り込んだ きみのお腹で 密かに爆ぜろ 

木や花や 空とか風や 石でさえ 歌いたがっているものだから 

物言わぬモノが選んだ依り代は 用意されてる椅子より多い 

金と銀の 折り紙で作る手裏剣を 渡すくらいが 精一杯で 

さざ波のようなその声 聴かせてよ うるさい雑音ノイズを 打ち消すために 

ふいうちで 流し込まれた 君のか 腹にたまって 消えないままだ 

ゆらゆらと 僕を惑わす輝きの 君をひそかに 惑星とする 

かわいらしい いぬの目をした君の歌 “そばにいるのは 僕じゃなかった” 

月よりも 街の灯りが 眩しくて 刹那だからな ひとの営み 

ここにいる わたしはここにいるのだと 叫び続ける まっくらな森 

きっとまた この身を裂かれるのだろう そのかけらから 歌が生まれる 

あんなにも 命をきれいに 燃やせない 冬の花火に 膝を折る君 

届かない星に焦がれた罰として 腕を焼かれた ミロのヴィーナス 

身の丈に合わぬ願いの罰として 影を裂かれた文学少女 

「ぼくにしか できない歌が あるはずだ」 必死でキーを 叩いてる猿 

どこまでも 凍てつく君のなかにある 真冬とともに ただ生きてゆけ 

「この人は 僕とおなじだ」 何度でも 雨の降る度 錯覚をする 

「壊れろ」 と 僕という脆い容れ物に 流し込まれる 異物の言葉