吾雲
3
15
投稿数
97

ときどき描きます。たまに地元民しか分からないことを言います。

すこしだけミントの香り 夏空の下であの日を思い出すとき
9
引き出しが閉まればいいと思ってる 大切なもの全部詰め込む
7
「そのへんを、走っておいで。意味なんかなくても、君は愛されてるよ。」
11
毎日をただ生き延びる それだけに 奇跡や魔法を要する人種
9
闇雲で無闇に増やした足跡も 遠くで光る星くずになれ
8
いつまでも一緒じゃなくてもここにいる 千切れたリボンをぎゅっと握って
15
目を閉じる時にひときわ光る星 今日会った人みんな好きだよ
10
『読みたい本リスト』に802冊ある 月にも届く夢の高さで
15
死にたいと膝を抱えて泣く夜も 輝く星がありますように
27
制服が新しくなる程度では、死ねない 知らない子犬を撫でる
8
愛されているから言えないことがある 知らないままでいて、花言葉
12
治らないわけじゃなくって治したくないから抉った もう別の傷
7
死にたいと思っていいし死にたいと言ったからって死ななくていい
9
三日月は欠けているから三日月で 死にたいけれど生きていたくて
8
ほぼ月がない夜だから僕たちもキスをしましょう また会うように
6
よく知っているけど 未だにスマホでは打ったことない言葉:『巻き尺』
6
お手紙の結びに迷う22時 ラブホテルにはいつ行きますか
5
ひなたでは暑いんだけど日陰では寒くて 僕には居場所がなくて
12
陽の当たる場所であなたが傍にいて 絵に描けなかったしあわせがある
14
『死にたい』にわけなどないが 『生きる』にはわけがあるから結ぶ靴紐
10
夕暮れをひとりじめする 明日には消えゆくものがあると知ってる
10
半袖がすこし涼しい夕暮れをひとりじめして夏はおしまい
9
『遅くまでありがとね』って遅くまで起きてる人から添えられる愛
14
誰もいないエレベーターが好き きっと、空の先まで昇ってくれる
13
爆竹の匂いが残るこの坂を 今日はひとりで下っています
11
教会も指輪もドレスもなくていい 折れない言葉をあなたに捧ぐ
12
八十の夏を数えた ひとつめは「あの夏」でなく 地続きの夏
14
「ごほうびを どうぞ」のあなたの愛情で わたしが未来に繋がってゆく
8
寝る前にキスをしましょう ひとりよりふたりのほうが生きていけます
10
「バス来たよ、気を付けてね」を疑いも確かめもせず 雨の日だから
6