たかなしゆう
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投稿数
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ぐらついた 自意識灯す 街灯に 寄る羽虫 音も残らず
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君にしか 見えない角度 あと少し 集めたひかり 弾けるもみじ
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言葉だけ ここに置いてて 振り返る あなたと居たから 居場所になる
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白昼の 代わる代わるの 暦読み 流れる川の 混じる岸辺と
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単純と 統べるミルク 珈琲に 交わる速度 震える温度
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前まわり 変わる空気 眼前に 世界がかわる 自分がかわる
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くつろぐと 身体の中に 飴ひとつ  膨らむ体温 流れる溜息
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みんな言う だけどみんなを 見たこと無し 信じることを 忘れぬ自覚
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かけた月 はじめましてと こんばんは 欠片を探し 届ける明日
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通り風 俯瞰で感じた 実り空 ヨダカの鳴き声 聞こえた夜
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あくび時 顔上げると そこは雪 見慣れた景色 夢での挨拶
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声をだし 聞こえてるふり 思い出に いつまでひきずる 優しい時間
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照らす月 見様見真似で カラス瓜 寒さの中に 新しい日々
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陽光の 照らした先を 眺めると たわむれる鳥 見つめ返す声
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歩きだす 自分の居場所 探したら 一息いれつつ そこからスタート
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待つ間 止まったみたいに 進まない 古びた時計 青い秒針
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無自覚な 理想と現実 背比べ 後味だけでも 幸せな夕暮れ
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前向きな 言葉をふりかけ ひとつまみ 味を変えると 何でも美味しい
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甘い柿 食べると増える 幸福感 寒日香る もうすぐ師走
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幻想を 描き続けた 毎日が おはようと言い 動き出した日
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追いかけた つもりでいたのが 不意に消え 知らぬ街角 見失う傘 
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はみ出した 気持ちがもうすぐ はじけるか 季節外れの 桜がひとつぶ
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花の色 鈍く見えると 目の疲れ されど感じる 増える色彩
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浮雲の 名前をつける 待ち姿 明日の風が 今日届く
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包みたり 似たもの同士 空の中 寒さの遠吠え 歩くと笑う
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卓上の 乾いたパンと 揺れる音 見たことない夢 紫雲の木漏れ日
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波近し 定むことない 川べりに 集まる小鳥 飛行場
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手短に 伝わるはずの タッチ音 群青色と 染まったツリー
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時刻表 浮かんで消える 夜行バス してない約束 憶えて消えた
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水蜘蛛と たわむれ時間 忘れたし あの日の僕は 未だ帰れず
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