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茶碗蒸し銀杏が乗り箸つまむ玉子の味が口に広がる
6
老いた母もう何もかも懐かしく笑みをこぼして語らう茶の間
10
ようやくに帰ってきたのは父の顔単身赴任の疲れも見せず
8
堪らないその静けさがなんとなく図書館帰りの二人の影と
4
戦場のメリークリスマスを弾く人の背中にあの日の面影を見る
8
相対の 個々まで暮れば 奏ぜする いつもこの日に 弱っていたかな
5
一言のごめんなさいが言えぬまま 親とは違う土を踏む日々
17
別れ際初めて知った寂しさはもう振り向かぬ背中のせいか
12
新しい毛布は君の暖かさもう少しだけ生きようと思う
14
一日も貴方なしでは駄目なのに気長に待つとかできると思う?
7
ふと知りしブラウザの名の‘エピファニー’が老いの
脳
(
あたま
)
にきらめき刺さる
6
ペカペカと ひかるフワ犬目で追って 帰りたいな ぽてぽて歩む
13
タラちゃんのモノマネしたら大爆笑 君サザエさん見たことないのに
13
いつまでもその中にいて 変わらずにいて 私のアイドル
10
ガジュマルを 特等席に 招き入れ 冬の陽差しを キジムナーに
22
割り箸を煮込んだものがメンマだと 言ってた君が今や父親
15
いつの日か
鳶
(
とび
)
にとられたコロッケよ二人笑って見上げた空よ
34
冷凍の今川焼を二袋今日買ってきていつ迄もつのか
12
乾燥帰りの毛布道端で死んだ子猫の体温憶う
10
惜しみなく巨大ボトルの化粧水朝の肌へとひたひたに
触
(
ふ
)
れ
12
揺れているコインランドリー洗濯物違うな俺が震えていた
12
真冬日の続くさ中の紙面にはこともなさげに灯油値上げと
25
深淵に佇む友へ 最期までこの手を離さないでいてくれ
9
上手いこと いったつもりの 0時半 違ったかなと 7時3分
14
生きているあたしのぜんぶに蔓延るあんたの愛と逮捕歴とよ
6
覚えのない痣だらけの心を抱き 吐き出す息だけ どこまでもしろい
8
吹きすさぶ風に色はないけれど 冬の風はとても透明
13
フリースを二枚重ねて着だしたら さあいよいよ冬本番か と /夫
24
きみがいてある日卒然消えたのが鮮々と凪ぐ海でよかった
10
葬式で棺に詰める好きな物リストをあげてほころんでいる
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