背後より迫りぬバスを顧(かえり)みつ 速度気に掛け走行すチャリ
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人生の曲がり角すら知っている昔の駅の伝言板は
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三ヶ月ペルーで過ごしたナカムラは東京ばな奈を土産に帰った
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「口喧嘩したね」と笑い母を見る母も微笑む写真の奥で
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嘘つきの態度を取らず正直に 狂って下さい 地下の歓声
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山深き町にも消えぬ小さな明かり静かに老いる人の営み
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牛糞の 再生利用 辿るれば ダージリンティー 島根の仁多米
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梅雨明けを待つ夕暮れは 天国が覗いたように雨雲煌(あか)く
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帰り道抱きついてきた友がいう「酔ってるからだよ」いつもじゃねぇか
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偶然の鍵が開いたら止まらない 盗みはしない読破するだけ
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臭いから蓋をしてんだこっちもよ 家まで訪ねて確認するな
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血を吸って あなたとの子を 残したい 白い二の腕で 割れるのもいい
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いそいそと おちょぼの口に 詰めた菓子 見とれて止まる 僕の心臓
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お隣に座ってくれてありがとう ようやく僕の出発が来る
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己が眼を 避けたる他者は 同じもの 内なる傷は 死する時まで
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予告編 流れる涙 そのままに これを見るまで、息を続ける
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ためらいも せずに 100円  シャワー浴び 「ヒィーッー」となった 遠い夏の日#娘 14
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午後八時 きみの街から花火の音 ひとりビールで灯り探して
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毛抜きさへ挟めぬほどの顎の毛が気になってゐる今朝の煩ひ
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七夕の短冊の文字のたて横に乱るるほどに手が震へけり
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遠つ代の屯食(とんじき)食らふ白丁(はくてい)を身になぞらへて握る強飯
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熱運ぶ 樹々も騒めく 炎風
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人間と 自然交わり 空模様 見守りたりし 宙(そら)の父母
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迷い出た 崖の上から 夕陽見る 子どもら抱え 同じ目線で
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暑中耐え 呷る酒缶 掲ぐれば 季節で変わる 星の飲み友
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くじ引けば今日もトイレを引き当てて「トイレの神」とあだ名つけられ
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デイケアの朝は掃除で始まるがくじ運がなくトイレばっかり
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山背吹き 心寒々思えば 凶作(ケガズ)年 我飢餓知らねど ただ伝えゆく
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朽ち果てし 巨木身をもて 教えたる 風雨雷 地震干ばつ
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URYYY 胡瓜生長し ズキュウウン 蚊が刺しにけり 夏なりしや
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