浜省のサビに合わせて雄叫びをあげる海岸我をみる犬
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おばさんにどうかその席ゆずってよ… ヘルプマークは役に立たない
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新しい喪服を買って大出費💦 人は死ぬにもお金がかかる
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猫砂を散らさないでね撒かないで外側にぶつ出しちゃだめだよ
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悩んでる徴候だろうまた君は窓際に来てメガネ拭いてる
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霧雨に 墨の薫りがしたような 樹齢三百 常緑のしい
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人生がなんにもうまくいかなくてTKGがよく混ざる朝
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うっすらと雪化粧した遠嶺に「今年も来たね」と『今は』思える(まだ憎くはない)
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ぎりぎりに追い詰められてしぶしぶと動き出すたち何の業果か
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南天の 赤い実眺めつ 帰り道 明日もおいでと 緑の葉揺れる
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二週間先にも雪の印なくややほっとしつやや気も抜けて/天気予報
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蟷螂は色は変われど街暮らし飽きにも飽きて何を待つらむ
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青春は気持ちであるという名句半信半疑で聞いておきます
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優しさと いうオブラートに 包まれた 毒薬を飲ませ くちづけをする
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雨後の如 竿に水滴 降りる霜 暦めくり冬迎へる空
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蟻地獄ごとく今でも抜け出せぬ 君を想って「たら・れば」地獄
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あおむしが のたりのたりと 歩き行く 色鮮やかに 衣をまとひ
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この街を自分の街と思えても別れは来ると今日が囁く
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ゆく秋の硝子を透かすしづけさと 色づく柿に落つる涙と
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胸当てる 腕に絡みて 咲いた眼は  熟れた戯れ 如何に返さん
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短歌って「リボンが付いたプレゼント?」箱も中身も大切だから
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より甘く控えめなの銀木犀金の後追い香り途絶える
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高速のバスに都会へ帰る人 厚底靴の足の長さよ
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「一、ニ、三」飛び乗り空を悠々と 一年生の鯨の雲は
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幾筋も飛行機雲のある空を 風呂敷にして悲しみ包む
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満開の 金木犀モクセイの香に つつまれて 練り香水も しばらく要らぬ
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飛び出した根っこは行き場を探しつつ 静かに蕾の眠りは続く
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外壁に張り付いているカマキリに小春日和の温き陽が差す
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そうだよねあれにならってあの方を招き名前で呼びあってみる?
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手付かずで残す気不味さ耐へかねて 一気にあほる商談のお茶
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