死のいまだ 遥(はる)けき子らは 彼岸日に 墓地の柄杓(ひしゃく)で 水遊びする
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だってほら墓石に好きな数字掘られても地獄からじゃ読めないでしょう
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折りおりの 季節運びし潮の香よ この地のご縁 吾が一生(ひとよ)なり
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優先席 少し離れて座りたる 空きあればこそ なけなしの意地
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華やかにウェディングベル打ち鳴らせ二人の誓い永遠(とわ)に響けよ
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自転車で右側歩道急ぐ奴パンクしちゃえよサドル破けろ
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老の身に耐えるに難義のこの暑さ冷房効かせごろっと昼寝
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猛暑には扇風機など役立たずPCのファンもさぞ熱かろう
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別人の淑(しと)やかさにて舞う姉の扇ひらひら花びらになる
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姉だから妹のため我慢する役割背負う三歳の肩
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君のいる街まで届かないみたいに 僕の影だけ少し短い
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茹(う)だる午後 下校の男子次々と 笑顔で挨拶 爽やかな風の如
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いわさきの絵を観てかへれば青の顕つ光零るる群木をゆけり
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一発のどデカい夏をぶち上げる厚みを増したHOT LIMIT/『THE FIRST TAKE』より
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コスモス(〝宇宙等〟)は何処(どこ)にでもあり陽炎の跨線橋から見る隣町
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よく寝てる友達にまた怒ってる先生の声 私も起きる
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田舎道 車自転車は 鮨詰めに 歩道にのみぞ 閑古鳥鳴く
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その大きな花が咲いてる腕が好き ぐっと抱き寄せてほしい ねえ
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老いと云ふフィルターで濾す首皺を伝う祭りの 汗や芳し
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カレーをね実に器用に箸で食う人を初めてこの目で見たよ/デイケアのメンバー濃ゆい🤣
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死神と貧乏神は隅にゐて年金支給日けふも越えたり
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どこを削ぎ どこを残すか 決めかぬる 僅か十四 文字の下の句
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難読の 漢字のような 凸凹の スキンヘッドが 光る窓際
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熱い湯も 冷たい水も うまいのに どうしてだろう まずいぬるま湯
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「じゃんけんで勝ったら豚」と奪い合う …焼肉だよね?悪口じゃなくて
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母国語の日本語ですら無理なのに英語? いやいやできるわけない
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人一倍物知りなだけ 人間味帯びて 間違うことあるAI
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百日紅(さるすべり)やる気満々憎き夏 迎え撃ちたれ麦酒(ビール)冷やせり
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庄内のメロンが届くフヂ子より網目鮮やか砂丘の技か
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前線に三十五分散りし間(ま)の炎(ほむら)と神と母と子と/ロシア兵前線での平均生存時間
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