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AIが 当たり前なる 人の世は 殺し合うのか 助け合うのか
9
同窓会 有った事実を 知ったのは 最後の
級友
(
とも
)
の 通夜の時なり
7
おしろいの花の香りに惑わされあやうく死ぬる車道の端で
5
便秘にはコーラックかな 歌便秘にラブラドライトのブレス効くなり
14
月一の訪問看護のその時間 看護師さんと女子会となる
20
親世代 歴史を語る 顔のシミ お疲れ様と 口には出せず
9
堂内墓 外暑すぎて お参り後 冷たい麦茶 喉にしみこむ
12
「六千まーん」声が響くは テレビから セレクトセール さかんに上昇
4
蝉時雨 父の病室 手に残るノブの冷たさ 扉の重み
27
宮内庁 便秘になったら 臭い腸 官僚たちに 浣腸しよう
3
青い首大地へボトリ切り落とす紫陽花をいま雑草とする
7
若くしてトイレで縊死し漫画家の酷暑に溶けるドロップみたいな
2
節約を 極めて求む 前日に 食べたトウキビ うんこ掻き分け
1
どんぶりこ 坊ちゃん誘って さあ大変 お縄に嵌った 声掛け事案
2
かぎろひのパイロキネシスしばらくは氷ばかりを噛んで居過ごす
2
むせるたび隣の人と目が合いて笑ってごまかすデイケアの昼
18
近頃は食事のたびにむせており否応なしに老いを知りゆく
18
今日もまた無駄に笑ってレジを打つ 人間ひとり作ったカラダ
8
石仮面
(
サギョウボウ
)
被りし我は 渇望す パンの数など忘れども 酒!の一献忘れまじ
4
其々が 己のことを 求めれば 殺伐として 下剋上なり
3
喉痛み 病気のせいか 考えも 暗く小さく 自宅に籠る
3
熱中症 アラート出れば 畑にも コンビニさえも がらんとしてる
2
無人になり電子になりそして人間もいなくなった改札口
4
ディーは嫌ショートステイも嫌な姉 姪のため息「ばーちゃんそっくり」
19
鳩が嫌、キモい!といつも写真撮る 多分それって大好きなんだよ
7
墓前にて 腰まで茂る 夏草の その強き根は 祖母より継ぐや
13
ビール飲む君の望みで席をとる西陽が照らす赤煉瓦壁
6
寒空に 一人改札 抜けた朝 ここにしかいない 君にさよなら
6
周期的チェロの出番がやって来た艶歌に疲れ言葉遠避く
7
読み返す学生時代の文庫本 字の小ささに唖然とする今
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