様々な人が有りきと先人の言葉が身に沁む街角見れば
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白々と明ける日差しが眩しくて爽やかな今日体目覚める
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いろいろと人間関係にも飽きてちょっと近くの山に出かける
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主体性そんな言葉も聞き飽きて侘助の花じっと見つめる
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俺の目はヘドロの中に星を見るそれは勇気を導いている
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凛と立つ雪の女王じょおうの白百合は気高けだかい笑みで視線を奪う
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ホイップとカラメルを背負しょう甘味たち小さな匙で口に運ばれ
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謎かけに答えられない悔しさはパソコンからの敗北となる
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一ヶ月 前なら0度れいど 寒すぎて 今では0度れいど 暖かい日だ
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生きてればたまに奇跡が起こるけど たぶんおそらくそれは必然
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コロナって打つつもりなの間違って打ってしまって食べたいコロネ
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あなたなんかにくれてやる水分はこれっぽっちもないはずの夏
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強くなる気がするヒール背が高くなれるし時に武器にもなるし
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夢で見た誰かの顔を探すかのようにふらふら生きているだけ
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しもかただけが目にるたそがれの蛇の目傘手に門に立つひと
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ねこのあたま なでる手のひら しあわせだ どうかこの日々が続きますよう
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恋をする年齢制限無いことを 貴方きみの笑顔が教えてくれた
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繋がっている事ってお互いの 信頼の上に成り立っている
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明日もし横死遂げても床しげにこの世のぼくはただの客人
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OSにウブントゥあり。ズールー語で「皆があっての自分」の意とか
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まだ先は長いのでしょういいでしょう終わりが見えてからが本番
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推す敲く言葉選びのお楽しみ前頭葉は沼にはまりて
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風邪引くな しっかり食べて早よ寝なさい からだ気遣う日々の懐かし /頑張れ受験生
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気構えて一年一度の健診に青春かけるそれは黄春
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健診の一月ひとつき前から泳ぎ込み体重減らす私はボクサー?
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亡き友の 好きな桜は あらねども 桃色に咲く 真冬の墓石ぼせき
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冷え込めば酒の蘊蓄ともかくも安焼酎の湯割りで満足
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頼りないはずの人から不意のフォロー 明かりが嫌い 涙が見える
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アトピーでよかったと思うことひとつ「手首の線を消してくれること」
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数学をやったところでわかりゃせんなぜに私が歌を詠むのか
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