ダブルベッドの末端にて遠近の揺れるユレルを感じる時計
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肌ざむの季節になって美味くなる カップヌードル354kcal
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ベランダの柵 陽の下で休息す蝶 そっとスマホ向け撮影
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七かしら八だったっけいや七よ ひとつのちがいについこだわって/誕生日
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1日が終わるとすぐに朝が来てこのくり返しですぐ終わりそうで
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頼むからどうか春だけは来ないでね離れたくないの終わりたくないの
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さよならの瞬間抱きしめられるとき溢れる愛しさは言葉にならず
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少しずつカメラロールに増えてゆく他撮りのぼくとふたりの写真
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陽に透けて紅葉の葉脈波うって 秘密の想い宿して消える お題・透ける
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しゅわしゅわと喉くすぐられて止まらないスカッと弾け秋空を飲む お題・コーラ
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絶望の 果てに膨らむ爆弾を 裂けた笑顔で 悪魔が撫でる
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名月を丸く見たくて度の強い眼鏡欲しくなる十三夜かな
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シャツアウト重ねるセーターだらしなく自信なさげにAIに訊く
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滑走路光る翼が振動す遥かなる地へと想いを馳せて
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搭乗口アナウンス響き長き別れ翼の影を地上に残して
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ママたちが 談笑しながら 探り合い お受験校は 言わぬがテッパン
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赤貧の 中にあっても 質流れの ラジカセを買う 昭和の父よ / 文化の日
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よくはれてぼくはきんいろきみがぎんいろ ふたりわらえばにじいろしかく
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溺れこむ甘い小説の一節おいしいケーキなんていらない
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どうしたの? 俺の頭を 撫でるキミ 翌朝キミの 鼻歌で目覚め
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祝日のまったりワールド駆け抜ける銀杏のはねを宙へ散らして
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そんなとこいてはだめだとカメムシをしてはだめだと猫を叱った
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木犀の香る坂道一歩づつ杖を頼りに空仰ぎつつ
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朝焼けの 旅行く一報 偲ぶのみ 主なき跡 嗚呼寂しけり
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ヤマザキの 値引きシールの カレーパン 柿にクリームチーズで カフェ風>朝ご飯
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弾む声足取り軽し乙女らよ我にもありし青春の日々
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たいそう体操する おかあちゃんを ちま猫ちゃん のんびり・ながめる いちょがちいね忙しいね、と
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夜明け前 長女猫あのこのアルバム 見つかりて 歓喜のなみだ 神様ありがとう!
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プライドを捨てるもひとつのプライドで 持つも捨てるも大仕事だね
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常夜灯 俺は消すのに 付けるキミ 布団にもぐる 俺の顔みる
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