この空はつながってると思うときあなたの歌にうなずいている
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晩春の小雨に烟る藤の花夜の灯りで見れば異世界
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五月ならそんな季節と水菜買い小さなおまけの虫二匹居て
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光満つツツジの花より大空に飛び立ちゆけり二頭のアゲハ
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喪っただけの衝撃ではなくて葬儀を終えて駆け走る街
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僕の返歌 死ぬまでは 何があっても 死なないと そんな覚悟で 生きている俺
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湧然ゆうぜんと淀みなく湧きいず清流の みなもとに立ち こころしずまりぬ
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五月雨が洗い流した思い出は取るに足らない男の慕情
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新緑の清しき風を吸い込みて五臓六腑が青に染まりし
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雨上がり雲を映した水たまり後ろ髪引く朝の道草
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酒を酌み 湯浴みした君の火照る肌 夢の中でも触れられたなら
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二週間買い忘れたる紅茶オレ バターロールとほっと一息
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富士の雪 解けて流るる柿田川 聴こえるは鳥の囀り水の音
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兎よりバカな狸は死ねばいい亀に抜かれる兎と一緒に
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来し方こしかたを 父が嬉々とし 少し語る 腰肩の痛み 忘れた風で
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趣味かも スーパー巡り ざわつきに まぎれて見つける 現代のかたち
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マスクから出てる部分を武装してマスクの中で本音を叫ぶ
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外出の 覆面姿ふくめんすがたも 怪しまれず済む現代に 何かおかしき
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葉桜になってしまった雨の朝 そのサイクルにおれも入れてよ
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寂しさが潜む心も洗濯物ほしものも 今日は皐月の風に委ねて
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これは愛 からの鳥かご飛び込んで羽をもがれたヒバリの笑う
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「そんなに仕事仕事って言うなら仕事になっちゃえばいい」と犬が
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快晴の五月の空は突き抜けて介護の日々を少し忘れる
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甲斐もなく三方が原の(いくさ)にて漏らしにけりなあはれ家康
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遥かなるみどりの山並みに 忽然とあらわる富士の白さ際立ち /車窓より
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不安さをまぎらすために見てたのに最下位の日に再会と知る
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朝風に末の身姿思はれば宙に舞ひたる塵と還りぬ
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けふもまた戯れし歌世に憚れば 憂き世を嘆き浮き世に遊び
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細石さざれいし打つかの雨にさらされてみどり輝き濃く固まれり
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ラベンダーへ羽音響かす蜜蜂の 思わざらめや天寿の時を
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