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風薫る 八十八夜 緑吸う
4
右肩と 左肩とが 相容れず 引いてしまった 押せばいいのに
8
やさしいあなたとおしまいのにおい ごめんなさい、想いは仕舞うから
8
臥せる部屋 変わる温度、息湿気 少し軽くなる その暖かさ
12
矢は降れど枝矢
蔓
(
つる
)
矢は的外れ鋭き弧を描く
一矢
(
いっし
)
や何処
9
若い子が世に出るのって良いねって言ったあんたもロックンローラー
19
感受性強い自分vs鈍感な世界で生きるのは恥ずかしいよ
2
おっと来たスリーホーマーだぜめちゃヤベー宗さんスゲー世界の誇り
11
内省に 落とす微熱が 芯の地へ 沁みて芽吹きの 在りし乞う我れ
17
このたびは つつがなかれと 住吉の 満てりぬ月の 力添ふかな
10
水溜まり パシャッと踏んで 僕たちが 残す記憶の 写真は一つ
21
髭剃りの 終わり座席と 起きる吾は 肩揉みされて 二度夢を見る
13
指先の 軽いクリーム 冷えて良き 髭剃り後の 手揉みに眠り
13
好きだよともし言われたらどうするの?心配するな無いことだから
30
シャンプーで シャカシャカ洗う 理容師と 二分の夢は 心へ残す
12
崇高な印象のある人だから凡ミスをして人間と知る
41
暖かき初夏の風さえ涼風に変えた凛々しき理髪師の指
10
亡き父を 想いて我に 吹く風に たてがみ揺れる 空の大帝「ジャングル大帝」
15
好きな人ただ思うだけの人になり印象すらも残さなくなる
28
お社の 地蔵の纏う 赤き布 吊り千羽鶴 優しさ抱く
20
亀に無く兎にあって猫に無いネズミにはある干支の勲章
37
恥じて知れ己を愛せぬ
者の気
(
もののけ
)
が己の心を腐らせるのだ
11
エメラルドグリーン色の歌集買う5月2日の未来屋書店
4
物心ついた時から味方など無くて当然ハムラビ法典
8
欲しき本セールになりて買いに行く誰ぞに買われ無駄足を踏む/悲しきブックオフ
6
吾輩は猫の目で見て舐めている砂と埃をザラつく舌で
9
昨日今日 明日、明後日 生活は 進み続けて 止まってくれぬ
6
廃村に荒れし心の痛ましさ歌世に響かん鎮魂の詩
14
極めても 棚田を糧に 登りたる 生涯現役 「中島みゆき」 (※)凄い
10
縁
(
えにし
)
得てこの地にありて十余年 小さきネットワークに集う/明日から「子ども祭り」
11
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