道端で中指立てる手袋のその中指が私に向いてる
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トナカイの 苺っ鼻に齧り付く 娘に甘い 父の眼差し
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薄汚れた 自分のエゴを 見せるため Facebookを 開いてしまう
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働けど 生活楽に ならなくて 小さなケーキ ほんのり甘い
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言の葉も 散り落ち土に還るなら のこらず忘れてしまえるものを
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ちま猫ちゃん くりーむしちゅー(猫用)を もらったよ! にんじんさんも のこさず がつがつ!😸(チビ猫も食べました‥お行儀よく)
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チョコレートのテリーヌ解凍しそびれて うちのクリスマス1日延長(苦笑)
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LINEより心こもった文字欲しい 貴方きみに渡した青ペン、ノート
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心うし誰のサンタにならぬまま生きてきたのか生きていくのか
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クリスマス特に予定は無かったがネットで買った本が届いた
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僕は見た 爆発が呼ぶ熱風を幾夜越えても覚めることなく
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表裏見せっこしても仮の恋少女と少女ピアニッシモで
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こんなにも生きてきたねと愛がある誰かのためにぼくはそのまま
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灰色の空をきみはよく駆けた 折れた角撫でメリークリスマス
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それとなくきよしこの夜を祝おう カオマンガイと麻婆豆腐で
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セール品ハンドクリームまとめ買い 酷使で荒れる年末の手に
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堂々と ここにおのこが棲むことを 賊に知らしむベランダたばこ(防犯のためなんです)
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アボカドがかたい気がしてあやふやにくり返してる気持ち十秒
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クリスマス 録音して初めて気づく自分の喘ぎ声の癖に
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雪深き地方生まれの友人は流石に凍りし道も平気で
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この世ではあの世のことを言うけどもあの世で次の世何と呼ぶのか
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苛立って起き抜けに叫ぶ気でいたが妻の気配で布団に潜る
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辛抱が足りぬと父の説教も効かず飛び出す若かりし頃
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明け方の河畔を泳ぐ水鳥の波紋が後にゆっくり開く
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クリスマスも正月もなく仕事する人たち思い頭が下がる
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自由にはつきものらしい孤独とか丸ごと愛してあげるおいで
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二の腕に大きなアザを作った日 優しくされる夢見て泣いた
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水溜まりできても歩き出すときは跳ねる水さえ気にせず進む
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エラ呼吸だったりしてと頬に手を当てて気付いた小さなニキビ
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風さえも私の敵でいたいのか帰りくらいは背中押してよ
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