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書を燃やすような羽音の昆虫が冬の昼寝を飛び回っている
0
大切なモノが壊れたあの日から 過去の残滓を心が拒む
5
たなびいた旗を持ち上げ 水をとり、続けて綴る 送信音を
1
雨の音、五月を抜ける、涼しげな 空の色と君の情動は
1
いんちきに思えてならぬ透明なフィルター越しのレジの向こうは
9
甲乙をつけろと花に言われても桜と梅はどちらも一番
0
起立、礼、やばい宿題やってない、窓からの風春だな、着席
22
眠ることを知らない星が彼方にあって知らない世界の旅の途中で
0
嘘
真実
(
まこと
)
裏腹綴り紙幾重 戀一文字を侮る勿れ
0
家の中 色とりどりの洗濯物 インテリアとは?笑って見惚れる
0
お祝いが 続く春では あったけど 今ではゆ鬱が 来る春一番
2
すがすがしいまでに世界は「物」であり肉の一種として脳がある
3
仕事よりあるいはそれと同じくらい 大事なひとが、出来たんでしょう
0
天国に向かう途中のファミマでも三割引きの七味詰め替え
4
波立たず 無聊を託つ 日常は 遠ざかる程 至宝と化する
0
もう僕はペンも握っていられない 飛び立てるのを夢見て眠る
0
月が帰す 雲で見えずとも 此処に居り 千代に八千代に 我等を照らせ
2
「起動します。音声認識を開始しました。(私は博士の右耳が欲しい)」
1
早番の朝は早いのだ だから 午後9時は もう眠たい時間なんだよ
1
満開に 降りしきる雨の恨めしさ 業平の歌がリフレイン
1
ウィルスと大地の揺れは常なれど ミサイルだけは人の業なり
3
満開の下で 九〇歳のばあさまを撮る 屈託のない笑顔がこぼれる
0
かけちがえたボタンのままで町に出て気づいてくれた人に恋をする
0
ゆっくりと三面鏡を閉じるときかすかに鯨の鳴く声がする
1
戦争のことをおしえて爆弾が落ちてきて皆砂天ぷらさ
0
くりぃむの やさしきあまさに ほっとする 苦味すら忘れる ウインナーオレ
2
買い物を するわけでは ないけれど 欲しいクレカは 買い物検定一級
1
ほしいいらないほしい特には我が耳追うは赤子の泣き声春
0
くぃむやふぁやふぁは心が安心て意味刻む皺見つつ聞く
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車はいけません腹圧がかかるからと聞く直後のくしゃみ
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