ふっと頭に三十一文字が降りてくるタイミングで投稿してます。 哺乳類の定義にあてはまらないfreeなカモノハシが好き。 (旧:田蒔)
妹の嫌いな味の八ッ橋のメモを片手に修学旅行 3
甲乙をつけろと花に言われても桜と梅はどちらも一番 0
プラカード持てないけれどこうやって三十一字(みそひともじ)で平和を願える 0
スマホカバー青と黄色の紙を添え反戦の意をここにあらわす 0
もうやめたtheirとhisのバレンタインもうこれからはmyのチョコでいい 0
立春か名ばかりだなと朝の道桃の蕾に春を感じる 1
淡い青の空と烏の鳴き声は時は変われど今も変わらず 0
踏切の電車が鳴らす地響きに私の心が呼び覚まされてく 0
自分のね弱みを捨てた次の日はもう立派なセカンドライフ 0
ショートヘア メンズのパーカちと合わせこの世の理(ことわり)錯乱させたい 2
五日間画面授業にとても萎え思えば土日鉛筆持てず 0
いつの間に瞳が画面を向いていてこの体は磁石なのかな 0
沈む陽(ひ)の残光しかと受け止めて瞳に映るは炎の雲 0
蕾二つ枯らしてしまった花も二つもしや君は生まれ変わりか 1
のり弁と洋食弁当ちと悩み「あ、ダイエット」サンドを選ぶ 1
紙パックたたんだ先に感謝の字こんな世界になればいいのに 5
行(ゆ)く先でいつも手にかけアルコール今はつかの間涼しさ感じる 1
焚かれる火燃えろよ燃えろ君の尾は天に届いて星になりそう 2
父の日を今日に控えしのばせる貴方(あなた)の好きなグリーンカレー 1
戻らせて幼けなころにこの私を母にビデオを撮ってほしいの 1
君のせい涙を汗とごまかすの胸が焦げて効かない冷風 1
忘れてた懐かしいあの祖母の家近い香りを復路で嗅ぐ 3
ガラス越し夏へと切った髪の毛と寂しく映る腕のヘアゴム 3