Utakata
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まろゆき
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作法も知らぬ若人が日常を詠む
お月様を眺めながら考えるのが好きです
川原にて 一献傾け 黄昏れる 恥ずかしがり屋な 月との逢瀬
9
共に居たい そんな願いは 禁忌だと 星にも縋れぬ 心は迷子
5
雨降りて 花に滴る 涙のよう 空暗んでも 健気に咲くか
4
懐かしの 写真を照らす 君は陽 再び昇る日 来るのだろうか
5
紫陽花は 変わらず美し 梅雨印 陽差さぬ町にも 彩りを添え
5
柔肌に じわり纏わる 湿気た髪 冷えた麦茶が 恋しい季節
6
想い馳せ 選ぶ時間が 贈り物 ゆるりと味わう 小さな幸せ
9
哀の香 夜風に混じり 消えてゆく 命の煤煙 君には秘密
4
君遥か 再会願う 苺月 霞み色あせ 欠けてゆこうとも
8
月ごもり 雨季の知らせは ささやかに 温い君との 暫しの別れ
5
雨上がり 雲のはざまに 苺月 私の紫煙で 君を秘めたい
6
波立たず 無聊を託つ 日常は 遠ざかる程 至宝と化する
0
月が帰す 雲で見えずとも 此処に居り 千代に八千代に 我等を照らせ
2
哀蔽う 浅紅の湯で 憩う午下 君を待つ頬 冷めないように
4