藍夜
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さよならだけが人生だ

私だけ抱える苦しみ、痛み達 誰にも届くべきではないの
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冬に舞う貴方が心を蝕んだ こんなはずじゃなかったんだけどな
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まだ眠いだろうけどさ、ほら起きて おはよう さあ 遠くまで行こう
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部室前 寄り合う楽器と戯れる 悴むぐらいに冷たい廊下
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心から溢れた「またね」が困らせた 俯いた君  嘘だよ ごめん
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この手だけ、終ぞ会えない、届かない 藍夜が鎖すその菫だけ
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この街のいたるところに残る靄 嫌いになっても消えない呪い
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とめどない愛を恐れたなりそこない あの夕焼けが焦がした心
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星空に忘れない願いをかける 二人とも変 わるだくみの前
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夢の中だけでも誰かに好かれてたい 月を見上げる狼くらいに
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君だった何かの残滓 苦しさも夏雲とともに忘れていく
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急いで 早く 刻まなきゃ ただでさえ白んでいく回答用紙に
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湿る窓 見上げた雨空 縒れたシャツ 生まれ変わっても忘れないでよ
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ポケットの奥底にある重力の 行き着く先が誘蛾灯でも
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夏前の憂鬱な日々、劣等生、優しく等しく生きたいのに
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考えることをやめてはいけないよ そう言って君は冬になった
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新しい日々に揉まれて揺られてる 救いとなるのは電子音だけ
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いつだって 桜が散りゆく速度すら すぐ追い越して 遠ざかってく
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崩れたよ 壊れたんだよ だからもう この世界は私のものだよ
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乾涸びた声で貴方を呼び止める 戻らないまま止まる砂時計
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特売日 半額ですが いかがでしょう 僕の心 約5kg
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「違います 相撲の王じゃありません」 ニヤリと笑う君 酔い 夜更け
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思慕バトル ここだ!と決めて仕掛けるも 軽く流され君の不戦勝
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心臓の奥に隠した仄暗い想いを誤魔化し君と笑う
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「心にもないこと言うの得意なの」実は俺もそうだったんだよ
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哀悼が響く欄干のふもとにて愛が芽生えた痕跡を見る
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嘘だった言葉を投げかけ止まる足 首から下だけ見つめている
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宵に咲く花で揺れてる身体には 後悔滲む夏への蕾
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君の言う「親切心」は特にそう 俯瞰で見るとこれが意外と
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もう二度と会わない人の忘れ物 手持ち無沙汰を満たす置物
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