家族でもその距離が違う忘れたい忘れたくない飼い犬の命日
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この国の未来に悲観するけれど甥ふたりには良きものであれ
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玄関に一粒落ちてたさくらんぼ神の啓示 否 小鳥の告白
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‪適職は作家に詩人うそばかりわたしをかわいそうにしないで‬
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エイリアンだったならいい言葉すら通じなくても苛立たず済む
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「あのひとを 人のかたちに戻したい」「あれはそんなの 望んじゃいない」
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不機嫌が続く私に不器用な君が選んだ三つのケーキ
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引き千切れ引き千切れこころカサカサと鳴るはずが水かぶり重く
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ごめんね、目を離したら消えてしまう気がして君をここに埋めたの
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触れていて 抱きしめないで 分かってる 見えてないんだ、ほんとは何も
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脆すぎて 今にもがらがら 崩れそう 意思と理性と 化粧と一緒に
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「もう一度触れてください」、改札の声に物語を見てしまう
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『憧れる』その感情を 軽んずるな 『こがれる』って字が 入ってんだろが
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「やさしさに容赦なんかはいりません」誤訳と気付くがそのままにする
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冷凍の焼きおにぎりを温める 生理で唯一出来るお料理
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洗われぬ食器が居座るシンクを見 殺してやるとこぼした今日も
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気持ちだけもらっておくよ 君と僕混ぜるな危険と書いてあるでしょう
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小暑過ぎ英語のワーク脇挟みこのようにして君を抱きたい
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死にたさは無色透明 水のごと我の身体の隅まで染みゆく
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心労のしんしんと降る十一時濡れた寝床ですこしだけ伏す
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君と僕 あまりに違いすぎていて オレンジにも時計にもなれやしない
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あの道に咲く紫陽花も忘れてた ごめん、もうすぐ夏が始まる
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黒見上げ 瞳の中に 咲いた花 ﹁きれい﹂だなんて あなたの方が
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さよならを 告げた唇 その本意 君のことずっと 好きでいたいから
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誰よりも お互い都合が 良いはずで それはいつしか 会う口実で
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「お前は誰?」 毎日鏡に問い続ける 案外すんなり 教えてくれたよ
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もしある日 何かの拍子に 気がふれて 君を嫌いになったらどうしよ
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朝が来て 光を浴びたら 焼けてしまう もしや私は みみずなのでは
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神さまの ブログが更新されるたび “その日”が来ないか びくびくしてる
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従兄弟より ちょっと遠い 親戚の お兄ちゃんみたいなあなたが好き
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