Utakata
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かたつむり
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よろしくお願いします。
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やは肌の君の血潮も映らない写真にいいねを付けない指紋
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もう受けないはずだった河合 受験届の「高卒」にマーク
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昨日より髪の短い影があり カラスが口を開ける夏の日
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滑ったり転んだりできない年なのでよちよち歩く高三の群れ
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鼻歌が遠く響いて秋を知る 吐く息はまだ白くない朝
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鈴虫も鳴かない夜にひとつだけ 寝れない私の部屋だけ光る
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月の人だからあなたは空なんか見ないでほしいと言えない深夜
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葬儀場作業バイトの張り紙を眺めるいつか作業となる我
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9:00に来て22:00に帰る予備校の入室記録の中で生きてる
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丸くなるほど重くなる月は今ファミリーマートの看板の上
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家を出るいつもの時間ぴったりに靴を履いて夏休みは終わる
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生活が重なる瞬間 音だけの花火に足をとめる人々
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メタファーのようだと思う十八の日々 蝶々の抜け殻に泣く
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眉上の前髪を指して笑う声が反響しないで届く夏の夜
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私だけ知らない君のみだれ髪 汗ばむ首は夏だからじゃない
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実ってはなくてもしゃがんで親指の爪をパチパチ切ったっていい
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夜に落つ影は昔の母に似て あの頃から下ばかり見ていた
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パーセントにコードを刺す夜の過剰な生活気味の我々
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ベランダの柵を滴る朝雨の音で目覚めたことにしたい日
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そこに立つことはもう無いバス停の影は私の影に似ていた
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足裏にほくろが一つあることを
私
(
わたくし
)
だけが知る、ホームにて
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五億年前海だったゆえにまだ音も匂いもしない教室
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大丈夫 泣いたことがあっても無くても、あなたには絶対に夜が来る
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目が覚めて死ななかったと言う前に朝になったと思う新年
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カレンダーをめくる 三月十五日私は眼科に行ったとのこと
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我々の日常としてわたくしを人目につかない場所で泣かせる
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腿の間をすり抜ける赤 きっと私は最初の人間ではない
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三ヶ月前の手書きの
◯
(
まる
)
印 私は眼科に行かなかったね
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キッチンの手が届かない棚 かつてここには蜘蛛が住んでいました
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余命二十四時間分の十八の風が冷たくなってきました
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