Utakata
登録
Login
かたつむり
フォロー
24
フォロワー
30
投稿数
318
よろしくお願いします。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
…
次 ›
最後 »
君がいない夜もいつもと変わらないからこれからさ あ、それポンで
0
もう君がいなくても生きられること 知ってしまって少しだけ泣く
2
過去形は行く宛がない思い出の墓 君のことまだ好きだった
4
いつもより少し遅めのバス停でいつもと違う顔ぶれの列
1
ほんとうは強がりだったな ごわついた髪を梳く朝のための回想
2
部屋 一人声を殺して泣くことの子供になれないままの寂しさ
2
暮らしとは高級プリンの空き瓶の中を洗って花をさすこと
24
なぜ君のことを想っているのかと考えること自体が恋だ
2
夕方のニュース番組 君がいないことの静けさを覚えていたい
2
電話番号を消す 箱アイスの最後の一つを残す人だった
0
歯を磨く時に聴いていたラジオの最終回も歯を磨いてた
0
橙を映す午後四時少し前の雲にとっては冬の一日
0
街灯に暴かれる冬の深夜の明るさ 爪はむらさきのまま
1
「駐輪は禁止します」の看板の余白の少なさ、
10
℃、東京
9
夏物のワンピースがまだ着れることを知る 明日も冬未満の日
1
君が死ぬこともあるよね そんなこと含めて全部許せないよね
10
ブラジャーを外すあの夜、あの時を戻したら私になれますか
0
珍しい虫の形をしてるから君に、標本ピンのかわりに
3
月光の霞む深夜の六畳であなたに叱ってもらいたいこと
0
サラダ味の正体が分からない僕らサラダ味の生活がある
0
ヒメオドリコソウを踏まないからあなた優しいんだね星の数ほど
0
「生活が上手くいかない今日だけど生きている」という意味のポッキー
2
運命は信じないけど君が好きと言ってた朝のラジオ番組
2
朝焼けの濃いオレンジで目が覚めること 生きるのはそれだけのこと
2
信号の先で揺らめく月を食む ひとりぼっちで生きる顔して
3
眠れない夜に最初に思い出すこと 月はまだ愛ですらない
2
帰り道 私の手が君に触れた分だけきっと夏に近づく
1
今君のセーラー服が輝いて 夏の光の正体見たり
2
熱帯夜、汗を拭った 今わたし世界で一番生きていますよ
1
水溜りに映る曇り空を蹴る 別にあなたのためじゃないです
1
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
…
次 ›
最後 »