可愛げは自宅のトイレに流してきました水道代はそちら持ちで
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着くのまだ? まだ着かない?と 俺に聞く 息子に言いたい 俺も聞きたい
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勉強をしないとバカになるからと大学出たがロマンス詐欺に
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土曜日の朝は 特別感が欲し フルーツサラダに 紅茶オレなど
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ちま猫ちゃん ぴーぽーなっても きにしニャい おうちのなかは あんぜんだから
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よあけまえ チビ猫うろうろ おちつかニャい おそとの「さいれんサイレン」 きになっている
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アカシヤの花は目立たぬけれど香りと蜜を出し昆虫を呼ぶ
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なんとなくセーブしてたが晴れ晴れと人間ドックは食欲の堰
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葡萄の実発酵すれば香ばしく神と人とを幽玄に誘う
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花々は緑の原野に蝶や蜂 小鳥呼び寄せうたげを開く
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雨上がり 雀とメジロ 集まりて 木々の小枝で 交歓す朝
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七転びそのつぎ八倒苦虫を主食としている生命体
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どうしたの 君は無言で 訴える 日が悪いから 今度にしよう
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水澄みて秋空映す夏プールりくるかりの家族待ちをり
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じっくりと世界が見たい差す目薬自転車に油差すみたいに
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面会に 4人の女 鉢合わせ 俺は思わず 幽体離脱
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塩まかれ 喜んでいる ヤツもいる 塩対応が 好きな幽霊
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神無月 過ぎゆく秋に短歌うたを詠む 三十一文字に思ひを込めて 
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秋休み 皆が母国へ 帰ってゆく  隣の猫は 変わらぬ仕草
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青春はここに詰まっていたんだよ ブラウン管と Windows me
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金木犀キンモクセイ今も香っているかしら海風はこぶのともる
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正しさに 大小つけた 代償が 小さなとこで 大きく響く
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正しいと 誰もが言う 正しさは ほんとに正しい 正しさなのか?
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正しいと 思ったことを 通すなら 正しさだけじゃ 無理だと言うが
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正しさで ひとを問いつめ 追いつめて 追いやることが 正しさなのか
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海の街夜空に咲く花火はな年十七回あなた亡き街色あせし花火
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友告げしあの街花火無いといふ愛でし処名ところな相生(の)橋「岡山市」
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あの店が無くなっているあの町はもうあの頃の面影なくて
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気取るなよ アンタの心は古めかしい言語で出力されてないだろ?
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アパートの白い柵には一面の青のアサガオ蜜の小部屋で
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