あの人の特別になれなかったよ 私は今日もポテチ開けるよ
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今知った 雨と涙と君ん家の匂いがこんな近いだなんて
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わたしにも名札をください大きくも小さくもない普通のそれを
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あの時の「友達だよね?」本当の意味に気付いた五年後の今日
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あの子のキラキラストーリーに全然 嫉妬しないけど 君だからする
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淡々と つむぐ言葉の 軽やかさ ジトジトとした 想いかくして
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少しでも安くて良い物買いたいと車使って遠くまで行く
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デベロップメント 英語を言う時にしか使わない筋肉がある
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試し書きされ 捨てらるる紙でさえ 人に役立つ瞬間はあり
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木陰から 小雀が二羽 飛び立てり 我も飛翔す あの高みへと
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好き、などと言わない世界見たかった 送信はもう取り消せなくて
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大人の私でも泣きじゃくってるんだ、子供はもっと泣いてもいい
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恋愛を考えられないと言う彼女は彼氏持ち フラれた私
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現実は 綺麗ごとでは 済まされぬ 神のみ前に 恥じぬ人なし
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文字持たぬ長江辺りの人々が 文字の代わりに節を作った
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次のひと 見つけたようね? 水注ぎ 次こそ枯らさず お幸せにね
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輪投げせよ グランドゴルフも始めよと 朋かまびすし 敬老の朝
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わだかまる心を暴いて文学の糞にもなれない言葉を吐いた
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買いすぎてヴェランダに干したシイタケが 小さくなって旨味を増した
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スマホ持ちアナログ二人肩ならべ友だち追加は九月の朝に
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現在いま未来まえひた走るわれ ふり向いて優しく過去を愛おしむつま
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難しい経済談義する人もスーパーはしご・・・してるのかしら/ラジオ聴きつつ
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今日はまた朝からひどく鬱だから ファークル2枚目繰り返し聞く
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人類の月に降り立つあの頃のワクワク感に似た、株価かな
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目の前を 聖マリア幼稚園のバスがゆく 神様、これで間違ってませんね
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愛と言い、何も言わずに行くことや自分の頬を抓ることがある
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あとふたつ星を沈めてから行くよもう少しだけ月で待ってて
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言葉だけ ここに置いてて 振り返る あなたと居たから 居場所になる
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ねぇ君はどうして人に噛みつくの?いつから自分を嫌いになったの?
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今何て? 耳寄せて聞く 老妻の 暗き耳の奥 跳ねゆく木霊こだま
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