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ときどきは 幼い女児を見るやうな それも愛なの きっと愛なの
19
よろこびに 舞ひ踊らむと 思ひても 思うに任せぬ 主婦の哀しさ
16
お盆だし市の夜だし帰っておいで白玉手足が消えるは惜しいが
5
「晴れちゃった」 離した肩を 寄せにきて 「日傘がいる」と 言う君が好き
11
永年に安全靴で変えられた足の形は戻らないのか/四年経っても
10
吹き上がる地よりの熱気夏盛り記録更新続ける気温
8
再エネか原子力エネか悩める日激しく進む気候温暖
8
仕事終え 帰り支度の 更衣室 網戸の向こうに 大輪の花
15
大阪のおばちゃんだったら「もう少しまからへんか」とトランプに言い/いえ、妄想です
16
また蝉か 雪も見ぬ間に 四季巡り 実らぬままの 愛が熟れてく
10
あの月を中心に夜空ををぺらりと裏返したら明日はきっと明るい
8
伸びきった凌霄花を切らない独りのひとが盗めるように
8
雨戸開け大暑の熱を身に受ける セミも項垂る真昼の
静寂
(
しじま
)
18
移りゆく 季節よ共に この愛も 涙も夢も 連れていってよ
10
友人と 笑う貴女が 好きでした 桜と共に 散る僕の恋
9
各国の中央銀行 経済の うみでかじとり 知識と経験 \司法 立法府 行政に 次ぐ公権力。 トランプの介入
12
「好きです」と お辞儀したまま 見上げたら 頬つねる君 夏が始まる
12
マイクラの ガランとする部屋 積まれるは 思い出詰まった 茶色の四角
6
いつだって シノギ おてあて欠かしたら カンゼイ上げぞ 啖呵切るトランプ \「寺銭代 用心棒代として領収」
10
関税をかける掛けない 悶着はアメリカ独立 戦争のはじまり \ボストンティーパーティー事件
14
「聖家族」や「視線をあびたい」欲望の 本源的依存性は 本質的か \フェミへ
9
「綺麗だ」と白い花々撫ぜた手で それを手折るは君の弱さよ
6
塩もんで みずにさらして 炒めたり うちのゴーヤ︵チャンプルー︶ 苦味が薄い \隠し味にそばつゆ
17
なつ空や 蝉も鳴き止む 午後2時よ 照りつける陽は あまりに強く
20
画用紙に初めて乗せる君への想い手に取った色 黒だった
6
片付けに飽きてきた午後 木刀を構えてなりきる隠密剣士
15
減税か? それともやはり給付金? おらぁやっぱり円高がええ
7
君が夏を 好きになった あの夏も こんな緑に 囲まれていた/r
9
昼下がり木綿色の光浴び うたた寝をする夏の縁側
9
青空に ぼっかり浮かぶ 白い雲 自然織りなす 盛夏の絵画
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