クリーンな職場であるということは私の黒さは用法量外
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歩き出す 君の背中を 見送りて 私は今も ここに佇む
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珍しく生きていることに感謝して明日からまた普通に生きる
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秋の日の 風が吹き抜け 夢のよう 再会の春 夏の煌めき
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惹かれ合う 何かをいつも 感じつつ 幾度別れを 繰り返すのか
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我々と呼ばれる人のその中に私はいないいっしょにしないで
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あれってこれみたいだねの繰り返し 例えみたいな人生綴る
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信号は 同じ景色見 四六時中 働いている 飽きぬのだろうか
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夕月夜 目隠す闇に 立ち止まる 踊る影と 軋む床の音
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沈みゆく 夕日の中に 君映る けふも終うか 散りゆく華と
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ふたりきり時々わたし見る君にここにいるよと伝えてよ恋
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妻と父 二人好物 芋がら煮 笑顔に見えし 黒縁写真
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誰でもない誰かは誰かの夢を見て 大江戸線は都庁前駅
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生きていると思った人が死んでいて死んだと思ったあの人生きてる
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なぜそれをいいねしたのかわからずに私はここにいますあなたを……
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陳列の匂い皆無かいむの弁当を見た目で選ぶ心許こころもとなく
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台風の明け方までの強い雨やがてしれっと晴れ空見せる
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飲み助でも 飲むに飲めない日も有りて CCレモンで 秋刀魚嗜む>今年初・秋刀魚
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アメリカのラジオをネットで聴いてみる環境保護を訴えている
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好きだけで繋がっているあなただから嫌いな私を知っていてくれ
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電車内 揺れにしたがいシンクロす 朝に 眠い おじさんおばさん
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梨ひとつ贖いつまと食む夕餉 名前どおりの幸せの水
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休日の発熱秘密で登園も子のおしゃべりですべて筒抜け
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野分去り夕暮れ散歩出てみれば虫の音聞こえ秋の気配か
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溜めに溜め 降らす土砂降り容赦なく 龍神様は加減を知らぬ
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約束はしないでいつも「じゃ、またね」 あの頃のよにいつか逢えたら
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「じゃ、またね」君の最後のメッセージ またねって事はいつか逢えるね
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野分きて カラスも騒ぐ 餌求め 黒く光る目 世相を見つめ
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「夏っぽいこと何もせずに終わったなー」秋っぽいこともしないくせに
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雨上がり いつもの暑さが よみがえり 被害はないが 雨を望んで
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