「津波」から「津波」と替わる伝え手の疲労が浮かぶ三十分ごと/ずっと昨日のラジオ
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黒歴史 思い出しては 叫びたく なる衝動を 電車で抑え
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愛憐の種も蒔かない朽野くだらのでこの歌向けてと玉響たまゆら揺れる
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沿岸のよるをおもへば内陸に蝉声ひびく夜明けとともに
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水羊羹 ひとくちサイズですかしら? しんどいときなら 欲するままに(ただ、所謂おやつの時間、10時とか15時とかがいいかも?あったか〜いお茶淹れて、ホッと一息🍵)
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AIに肯定されて吐き出した愛に意味などあるのだろうか
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意外にも人生初の朝茶漬けぼんやりすする新鮮な味
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きょうまでの ごほうびみたいな さやかぜに はやめに腰あげ ははのめいにち \はかまいり
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ストロベリームーンに興味はないけれどこんな時間に一緒にいれる
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君という恋が呼ぶから力業ちからわざ愚かをげてしたたかなほど
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朝窓を開けて今日は涼しいか思った五時半明け方の夢
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多忙ゆえ 会うことも ままならぬ夏 友の電話の 励みなる声
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雨上がり 蝉時雨にも 穏やかな 想いを感じる 涼しげな朝
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「遅くてもいい」のLINEを見ず帰りしずかにゆつくり納豆まぜる
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月末の締めはまう済み隣家の百日紅ゆれ家路あかるく
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向日葵のしゃんとした背すじ見て 我もと思う 夏の日の朝
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辛い時代ときを共に歩みし妹にとりどりの花十三回忌
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静かなる執事のやうな盲導犬 電車の中で身じろぎもせず
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薄曇りすず風冷ます火照り肌 日傘いらずの久々の朝
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雨の朝 優しい空気 ほほゆるむ 街路樹達も 緑鮮やか
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それぞれが試練抱えて過ごす夜を慮りおもんぱかて安けきと祈る
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朝5時に セミがセミセミ そこそこに この時間でなきゃ 鳴けぬ暑さか>朝散歩
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ちま猫ちゃん くーるまっとさんで すやすやよ おかあちゃん おきたから おみずもらった
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チビ猫は ニャマゾン箱が なつのねどこ寝床 でもねそれはね おつめとぎなの(笑)
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根性論それでは済まぬ現実にたじろぎつつも文月は過ぐ
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流行も廃りも彼岸の風流は無邪気なるうたなど詠まじきか
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共感のすくなき個々のヘゲモニー虚ろな共棲ねりつく競争
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パニックに なった真夜中 トイレにて いのちの電話 ひたすら掛ける
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知床の店の路上に繋がれた子熊を照らす永久とわの夕焼け
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エアコン止め窓を開くれば夕闇にねぷたばやしの稽古ながる
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