夏娘 どっちかというと夏娘 キライじゃないよ 真夏の陽射しも
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物語の舞台変わって新キャラとつぎつぎ出会う 転職初日
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正面に 池と松原 見えし部屋 水面に灯籠 心穏やか
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七月の末の部室で法学部だけの朝には風がやさしい
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港町 陽射しの強さ 辟易す ぬるいながらも 風に癒され
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夏らしい 開襟シャツに 袖通し 君に会えない 何が夏だ
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冷房の風に揺られる風鈴の音聴きながらコーヒーを飲む
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暑いのによく止まってるエアコンにしっかりしろと発破を掛ける/物騒な⋯
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自らに「ちゃん」や「さん」をつけること 平気になったら ボケ認定書
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暑さゆえ思考回路は切断し寂しき人は水を摂るのみ
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このサイト 50人くらいは読んでいる 開いているが 読まれていない
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天空に少しの星が輝きてわれも星の子光とならん
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割れ、弾けた 来たひとときの涼
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今日の空知らなかったという僕を君がいざなう満天の星
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気づく母遠く娘に手を広げ駆け寄る娘愛の抱擁
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言葉にはならぬものしか私には手のひら零る悲の粒子たち
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北海道 四十度超え 本当か? 熱帯列島 どこ行け言うんや
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クィーンサイズ 買ってはみたが 広すぎて 端っこで寝る 巻き寿司のように
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燃えあがる 恋の炎は 熱すぎて 目玉焼きできる 俺は火傷しにいく
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贈り物 開けて開けても まだ続き 最後にメモだけ 「愛している」と
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プレゼント リンボは立派 見栄えして 高まる期待 ガクッと膝つく
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呼び声と抱擁があり放さない鍵を確かめ今一度だけ
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町内の お祭りで飲む 生ビール これぞ大人の 夏休みかな
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乾いたと おもったときは みずふそく おんなひでりの 語もあったけ \ひとりっ子政策 少子化 ジェンダー片寄り
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枯れそうな一輪の君私など意にも介さず落日見遣る
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ミスト浴び高架歩廊を歩く夏束の間私で居れる場へと
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感動を不承不承に手放して夢に泳いだ遙けき盛夏
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ちょっとした地雷原だね其処此処に戻れはしない入り口がある
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特別なあの人に会いに行く時に聴く用のプレイリストを組む時
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ねぎないが のりをきざんで つゆひやし チューブわさびで ソーメンゆでる
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