下の名を呼ばれることが減るにつれ 背広が皮膚に溶け込んでいく
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街じゅうに転がる愛をひとつずつ拾い集めて作る花束
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いつだって指をくわえて見ていたの特別なこと愛されること
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頭から 出てけかつての 愛し人 半年経てど 哀しさ忘れず
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愛してた優しい温度でつむぐ声目覚めた僕に夢と知らせる
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ひとつだけ輝く星を手に入れて抱きしめ眠る夜のしるべに
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三毛猫の頭を撫でて願います、君の一日幸せであれ。
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本にはさむ紙のきれはし 栞になったら大人
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夢であれ現実であれねむらせてくれるのならばどちらでもよい
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ここにいて愛だと言って許さない私のすべて壊したくせに
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水の泡なるしかないかこの恋は君の瞳はあの子を見てる
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立ち止まる事は許されない輪廻 母なる海を発ったがさだめ
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まっ暗な海であなたが迷わぬよう、明かりを灯すわたしでありたい。
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自らの体調さえわからぬ阿呆のためにマスクをつける季節だ
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ドライヤー 髪巻き込まれ 焼け焦げた 臭いが我の 火葬の香かも、と
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カルディの お誕生月ポイントで 約300円の 菓子を購ひぬ(今年は、大好きなヴェルタースのキャンディにしました😸💕)
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衣食住 丸ごと全部 暖かい ものに囲まれ 冬に備える
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目に涙浮かべて走る環状線 不意に流れたくるりのせいだ
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通知を溜めて隠す君の壁紙 隙間の笑顔。楽しかったな。
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だけど、まだ、歩けるんだと言い聞かす がらんどうに埋めた強がり
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木枯しがガタガタ言わすガラス窓冬支度しろと言ってるのか
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雪虫と 風吹く街は 碁盤の目 故郷の友と 歩く裏路地
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木枯らしが吹き始めたから晩秋か今年の秋はあっという間か
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秋冷えに子どもと湯船につかりをり 父と数えしとおまでのうた
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落葉らくようの木々はそれぞれ色のなく白樺の幹とカラマツの黄と
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君はなぜ 過去変えたいと 悔やむのだ 明日なら今でも 変えられるのに/友人の言葉
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「Culture」に「文化」をあてし先人を探しつつ知る「明治節」やら
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足元を吹かれていった一枚の紅い木の葉を折々思う
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イヤフォンを片方落としてこんなにもやさしいロックでしょうか、雨音
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おまえのな 出来ないことと行けぬとこ 我独り往く 共通おもいではない
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