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八歳男児と六歳女児の父。
日記として書いてみる。練習。

聞こえるか 聞こえないかで 話しかけ 密かに近づく 膝の距離を見る
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「あのさ」から 始まる話に 目を落とす アイスコーヒー 来たばかりだけど
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ないはずの 質量感じる 陽の光 地面に現る 分身を踏む
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看板の 日陰に群がる 朝の人 信号の前の 変な空間
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人溜まり 吐き出すことに 囚われて 駅の表示に 出口しかない
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雨のうつ リズムに傘を振りながら 歩幅狭める 駅前の道
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出口から 入り改札 抜けていく 人の流れに 入口探す
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念のため 持たせた傘を ひきずって 帰る足取り タイルに滑り
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折りたたむ 子供の水着 ひんやりと もう着ないとは 知っていながら
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いってきます 直後にオクラの 花吹いて 呼ぶので駆け寄り 共に眺める
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太陽に 抱っこをせがむ オクラの葉 待っててと言い 水をやる八歳
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