さかもかも  フォロー 4 フォロワー 6 投稿数 22

普段は絵を描いています。

探査機が超新星の呆気ないおわりに「あっ」と声を漏らした 

青空は濁りを湛え競技場のあなたは何を見ているだろう 

ビイドロの身体からだかかえて青嵐を咳き込む君が割れないように 

黒板とチョークのこすれる嫌な音が「こゝろ」という字の悲鳴であった 

廃線を横切る君との一瞬にふたりでひとりぼっちになった 

終電に傘を忘れてどうしようもなくきみのこともわすれるんだろ 

歳時記の「お花畑」が咲く季節 日の烈しさが這うアスファルト 

モルヒネも神経毒も何もかも疑わず街の明かりは灯る 

■■■密やかにするから■■呼ぶという■■■検閲局■■通路 

落日が山間やまあいをふと飛び出して「眩しいだろ」と怒られている 

神様の微熱みたいな夏が来て溶けたまんまのアイスクリーム 

君が笑うみたいでそうでもないようで雨が降ったり降らなかったり 

コーヒーのカフェインでぐわんぐわあんの頭の中で降る蝉時雨 

天の川銀河の隅に置き去りの地球ぐすんと泣いてるらしい 

むかしむかしから始まって結ばれぬ恋の確かなめでたしめでたし 

1440分の浪費でも君といたいと思う夕暮れ 

ひと思いに圧縮すればこんなにもちっぽけである恋のうわごと.zip 

[名]springスプリング ①春 ②泉 ③ばね と書いてある辞書の小さなシュルレアリスム 

憂き世の瀬 足を滑らせ天国へまっさかさまに落ちる夕日せきじつ 

パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコなんとかの薔薇色の絵を他人事に見る 

恋という形の思想統制とつぶらな監視カメラの瞳 

海沿いのカーブをぐらり 足取りを間違え普通列車は走る