斗月
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ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他

今日という美しい日を名に刻み 燦々と降る五月の光
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「幸せはご飯が美味しい事だよ」と 言う母の為に包む春巻き
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見上げれば肉球のついた四肢を投げ 好きに振る舞う毛玉と目が合う
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推しゲーのイベント期間が丸被り 連休中もオタクに暇無し
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現実に追い立てられては走る夜 逃げねば「何処に?」落つ影が濃い
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たらればに縋る毎日もう二度と 分岐できない過去にサヨナラ
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保身すら真面目と取られて息苦しい クズです私は、クズなんです、ただ
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気配だけ消して俯く透明な 私越しに見ろ歪な校舎
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人間であった私が人間で なくなったあの日私を返せ
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日陰から出られなくなった吾を指して 嘲笑う光の使者たちは群れる
5
原材料:嘘100%の君だから 好きなのかもね希望みたいで
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春は来る朝が来るのと同様に 私ばかりを置き去りにして
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ピーラーを知らない君が淀みなく 剥く大根はナイアガラとなり
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美しいものだけを見て生きていたい そしたらもっと優しく在れた
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「これは推し、こっちも推しです素敵でしょ」 「概念すぎて流石に分からん」
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概念を飾って散りばめ あちこちに 潜んでる推し謎解きみたいに
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概念を見掛ける度に買ってしまう 「好きなんですか?」「はいまあそうです……」
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推しグッズ配置で悩んで小一時間 何かと並びが気になるさがゆえ
5
深淵と目があったので会釈する あちらもペコリと頭を下げる
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猫、君は悲しみを知らずただ丸く 陽射しを浴びて、ただ柔らかに
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祝福は名に宿り君の唇を 通して再び祝福となる
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灰色の空にまみれて御守りの 代わりに齧るハイレモンミニ
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テーブルにココアの海を築く吾と 呵呵と笑いし母の昼食
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夢の中 握るハンドルああ今日も ブレーキ利かない いつもこうなの
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何回か夢で訪ねた あの場所は 写真に撮れない朝には消える
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名前しか知らない国から来た洗剤 指先についた青が眩しい
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幸福は夜道にふとある外灯で ぱかりぱかりと不気味に光る
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我が父のくたびれた背中 眠れない 星降る夜に瞬く血脈
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「牛乳で割ると酔わない!」酒カスの 無駄な知識をつまみにする今日
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穴空きのリップクリームもう二度と あの柔らかさに戻れない夜
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