斗月
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ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他

フォロワーの数が日々減る私という 世界の速さに振り落とされて
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月に移住するのはそうよウサギとか カニとかロバとか混んでるよ多分
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千円でお釣りがくる旅 行き先は 本の数だけ今日は異世界
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青空がこんなにも近い でも何故か 不安がよぎる足元もぐらり
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人の手を借りずに芽吹いて逞しく 花壇から出る世界を知る為
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神本を捲る手を止め天仰ぎ 暫し休憩 良すぎて無理だわ
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「この本は何でも許せる方向けです」 良いぞ任せろ全て許せる
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君の横顔は向日葵 鮮やかで 私ではない誰かを見てる
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向日葵になって貴方を凝視する 権利が得られる優しい世界
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太陽の位置に貴方を置いたなら 私は向日葵この距離が恋だ
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世界ここに在る素敵なものを「素敵ね」と 言う仕事に就く履歴書は書いた
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丸一晩 置いた短歌を朝に見て 手直しをする首を捻って
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作業中 浮かんだ短歌を片隅に メモ帳 探して全て忘れる
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ボツと未完 増えるばかりで辟易す どんな趣味でも同じ末路か
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唐揚げとラーメン焼き肉寿司甘味 私を動かすガソリン一覧
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新品の薬用リップが唇を 撫でる つるりと爽やかな風
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病院の待ち合い室で石になり 苔むす頃にやっと呼ばれる
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残暑濃く向日葵もやがて項垂れて 黒く腐って立つ影になる
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吹く風にその身任せて青田揺れ 穂垂ほたる夢見る黄金おうごんの道
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秋風を感じる間もなくフェンス揺れ 夏の終わりに重力に負ける
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水道もお湯を吐き出す八月を 耐えた先には潰された秋
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四十度近い令和の陽射しから 逃げられぬ花を思う寝室
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風鈴を撫でる風なくクーラーの 唸る音だけ溢れてる夏
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溶けかけた氷がカロンと鳴いた昼 畳の跡を膝に付けつつ
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押し入れを秘密基地にし潜り込む 蒸された夏の思い出の匂い
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「簡単なもので良いよ」と言う奴を 直火で炙る夏のキッチン
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熱帯夜リモコン片手に微睡んで 鮮やかな色の魚と泳ぐ
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真っ暗な夜空を蒸して更に焼く 夏は異次元 火薬の匂い
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歩きつつ木陰 求めて先客の蝉の絶叫 勢いに負ける
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等間隔 並ぶ街路樹 真夏日の セーブポイント水を一口
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