Utakata
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斗月
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ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他
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病院の待ち合い室で石になり 苔むす頃にやっと呼ばれる
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残暑濃く向日葵もやがて項垂れて 黒く腐って立つ影になる
9
吹く風にその身任せて青田揺れ
穂垂
(
ほた
)
る夢見る
黄金
(
おうごん
)
の道
19
秋風を感じる間もなくフェンス揺れ 夏の終わりに重力に負ける
6
水道もお湯を吐き出す八月を 耐えた先には潰された秋
8
四十度近い令和の陽射しから 逃げられぬ花を思う寝室
6
風鈴を撫でる風なくクーラーの 唸る音だけ溢れてる夏
11
溶けかけた氷がカロンと鳴いた昼 畳の跡を膝に付けつつ
9
押し入れを秘密基地にし潜り込む 蒸された夏の思い出の匂い
9
「簡単なもので良いよ」と言う奴を 直火で炙る夏のキッチン
17
熱帯夜リモコン片手に微睡んで 鮮やかな色の魚と泳ぐ
5
真っ暗な夜空を蒸して更に焼く 夏は異次元 火薬の匂い
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歩きつつ木陰 求めて先客の蝉の絶叫 勢いに負ける
8
等間隔 並ぶ街路樹 真夏日の セーブポイント水を一口
7
焼きチョコになって何とかこの夏を 乗り越えたいけどやっぱ無理かな
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秒針に追われて気付けばカレンダー 半分以上が過去の遺物に
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「少し味濃くなっちゃった」と言えばすぐ 「夏だしオッケー!」母が眩しい
9
太陽に責められている灼熱の スポットライトで焼き殺す気だ
8
復讐に意味は無いって言うけれど 本当にそうかな?試してみようか
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復讐を未だに夢見る ゆっくりと 苦しめたいんだ後悔させたい
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使い捨て出来る安さと安全性 私たちです消耗品です
8
花粉ダニ黄砂にカビまで繁殖し 地球が私を殺しにきている
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向日葵の膨らむ蕾が炎天に 拳を挙げる夏が始まる
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騒がしい日々が全身に突き刺さり 血まみれになって それでも笑って
7
「死ななくて良かった」なんてそんなのは 耐えられた奴のただの戯れ言
6
自室にて籠城戦を展開す 助けは来ないと知っているけど
7
神様になったあの子は微笑んで 世界を滅ぼす指先ひとつで
6
君はもう僕に祈らず自らの 力で全部叶えちゃうんだね
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終末のラッパ代わりに花開く 夏が来たぞと告げる朝顔
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何もかもギラついた夏が苦手です ノリが悪いと言われてるようで
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