Utakata
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斗月
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ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他
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足早に過ぎ去る人混み都会では 時間の流れが違うのだと知る
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新しく買ったイヤホン デザインを 優先したけど音も良かった
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「可愛い」があだ名だったと自慢する 犬 猫 兎 蛇や小鳥も
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大好きと万回言われた仔らは行く 虹を渡って花を戴き
5
猫は良い ふわふわ きらきら ぱやぱやの 毛に包まれた祝福の玉
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流行歌 推しの気持ちに重ねては 分かるよ つらい恋だったよね
4
百均の造花を一輪 挿した部屋 独りきりでも水いらずの日々
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おセンチを笑わないでよ きっと多分 誰の頭の中にもあるもの
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掃除機をかけると決めて早5日 かけるかけるよ埃に急かされ
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葉桜になってしまえばもう誰も 見付けられない桜の木の事
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花冷えの翌日は初夏で汗滲み 心も体も悲鳴を上げて
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フレンドの最終ログイン目に留めて お元気ですか?それだけ知りたい
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臍の奥どうなっているか知りたくて 深追いしたから天罰が下る
5
抗生剤 飲んでばかりの生活に 免疫力の意義を疑う
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夜だけを生涯の
親友
(
とも
)
としたいのに あいつ勝手にいなくなるから
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春先にティッシュで溢れた屑籠を 横目に2回くしゃみ弾けて
5
ふはははは その程度か人間め ……本当に平気?具合悪いの?
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不揃いを美しいよと言えるのは あなたが揃った人だからだろ
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ハンバーグにチーズを乗せよう嫌な事 忘れられるよ一時だけでも
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捕まえた名も知らぬ蝶を見せたくて 駆けた子の手の檻の中で死す
4
死後でなく今 裁いてくれあいつらを 事後報告じゃ生き苦しいから
5
過集中と手を取り合って踊る日は 疲れて微睡む夢ばかり見る
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朝焼けの光を浴びて毛の先を 金色に焦がす柴犬のワルツ
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真夜中の土砂降りが好きだ 何もかも洗い流して無かった事に
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この駅はこんなに複雑だったっけ? 素人喰らう迷宮と化して
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無愛想だねと言われるのに何故か やたらと人に道を聞かれる
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空っぽの花瓶だけある早いとこ 春を見つけて挿しにいかねば
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枝にあるうちは花でも落つ先で 踏まれて地面の模様になって
4
沈みゆくXという名の泥舟で 青空に飛んだ人の手を見る
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花筏 墜ちた羽虫を引き連れて 海を目指そう水葬の旅路
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