斗月
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281

ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他

投票で朝日が昇るか決めようよ そしたらずっと夜でいられる
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日中に取り零した文字たちを 日付を跨いで拾うリベンジ
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ガラケーで撮った写真がお気に入り 画質粗くても一等綺麗だ
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ブランコを勢いよく漕ぎ前後まえうしろ あの頃は何故か飛べる気がして
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俯いて歩いても良い足元に 咲いた花とか目に入るから
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すれ違う学生たちの笑い声 怯えて早足あの頃のまま
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枯れた木を囲んで生えた花たちの 弔うように揺れている白
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眠れない夜の代償 日中の 眠気 覚めない春夏秋冬
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褒められた言葉と記憶を杖にして 歩いていきたい行けるとこまで
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ウロボロス何を思って尾を噛むの 明日の事かな昨日の事かも
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ガラス越し潤んだまなこで人を追い 欠伸する仔犬 五十万円
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目の覚める緋色の花にも似た姿 夏の夜道にあぶくを吐いて
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アンバーの瞳を寒夜に煌めかせ つがいと駆ける月を追い掛け
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手を繋ぎ夢でも会おうと約束す ラッコたち眠る波のゆりかご
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いつの日か君が旅立つ日が来ても ダイヤになって戻って来るよね?
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人の手を転々と渡り宝石いしたちは 冷たい岩の狭間を夢見る
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億年の眠りから覚めて削られて 名前や意味や価値を付与され
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真夜中を綺麗に切り取る そうすると 黒猫になるね月も光って
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5080歳になってもさ 一緒に唐揚げ貪り食おうね
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斗も月も夜空に輝くものだから 私も死んだらそこに還るね
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3文字の春に生まれた花の名を 父が呼んだ母が呼んだ
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ハゼの木の影で休憩 風だけは 初夏の涼しさ孕む昼過ぎ
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苔むした土を掘っては種を蒔き 何かが咲くようお祈りをひとつ
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迫り来る明日に潰され ぺちゃんこに なった体を毛布で隠して
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生きるって難しすぎるなトリセツも 無いから今日も間違えたよ また
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適当に作ったご飯がやけに美味い そんなもんだね人生ってさ
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空っぽのクッキー缶が3つほど 出てくる自室の掃除の度に
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今日こそは早く寝るぞと意気込んで 0時を過ぎたよ駄目そうだなこれ
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好きなもの こぞって発表 ああ此処ここは 優しい世界だドラゴンも笑む
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水やりの先から逃げてくカナヘビや バッタの合間に虹がちらつき
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