Utakata
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斗月
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ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他
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人の手を転々と渡り
宝石
(
いし
)
たちは 冷たい岩の狭間を夢見る
4
億年の眠りから覚めて削られて 名前や意味や価値を付与され
7
真夜中を綺麗に切り取る そうすると 黒猫になるね月も光って
5
50
歳
80
歳になってもさ 一緒に唐揚げ貪り食おうね
5
斗も月も夜空に輝くものだから 私も死んだらそこに還るね
5
3文字の春に生まれた花の名を 父が呼んだ母が呼んだ
7
櫨
(
ハゼ
)
の木の影で休憩 風だけは 初夏の涼しさ孕む昼過ぎ
6
苔むした土を掘っては種を蒔き 何かが咲くようお祈りをひとつ
9
迫り来る明日に潰され ぺちゃんこに なった体を毛布で隠して
3
生きるって難しすぎるなトリセツも 無いから今日も間違えたよ また
9
適当に作ったご飯がやけに美味い そんなもんだね人生ってさ
13
空っぽのクッキー缶が3つほど 出てくる自室の掃除の度に
9
今日こそは早く寝るぞと意気込んで 0時を過ぎたよ駄目そうだなこれ
7
好きなもの こぞって発表 ああ
此処
(
ここ
)
は 優しい世界だドラゴンも笑む
8
水やりの先から逃げてくカナヘビや バッタの合間に虹がちらつき
8
水に濡れ色と匂いの変わる土 打つ水音も更に変わって
7
鬱の字が未だに書けない「憂うつ」も 「うつうつ」も軽く透けた別物
4
無風ゆえ天を仰いで待つ鯉と 魚影ないまま晴れ渡る空
10
Twitter 私が寝るまで
囀
(
さえず
)
って ブルーライトの子守唄をくれ
8
この本が一番好きなの地獄でも 読みたいからさ
棺
(
ひつぎ
)
に入れてね
7
普段なら行かない売り場に顔を出し カップ麺を買う楽しみがひとつ
4
肩書きが無いまま三十路になだれ込み このままいくか何も無い人
9
「死にたい」と「消えたい」気持ちは一卵性 似ているけれど少し違うから
4
どうせなら本の隙間に忍び込み 圧死したいね紙魚みたいにさ
4
庭の隅 死んだ蜥蜴に蟻
集
(
たか
)
り 運ばれていく命だったもの
5
ネモフィラの青が広がり どこまでも 空との
境
(
さかい
)
も染め消して春
10
茶や灰の山に芽吹いた新緑が 歩道 飲み込む初夏の訪れ
5
祖母語る庭の草花 鮮やかな 正体を知り またひとつ賢く
4
放置したプランターにも花が咲き 自由極まる庭よ栄えよ
5
寒暖の山越え谷越え気付いたら 4月も終わる春は
何処
(
いずこ
)
へ
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