斗月
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ゆるゆるひっそりと
初心者/字余り常習犯/形になったらとりあえずupしていく方針
日記代わりの短歌や眠れない夜に詠んだ短歌、オタク短歌、創作シチュ短歌、他

人類の終わりに幕引く流星の 燃える尾をただ焼き付けて夜
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本当に欲しいものなら金額は 二の次なんだよ実質無料タダだし
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新作の映画 今年の冬だっけ ヤバい絶対生きていかねば
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普通から外れた人生レールすら 歪んで脱線 今日もまた事故
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初心者の遊びだけれど本気だし 詠人よみんちゅとかって名乗っちゃおうかな
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「このパフェさぁ最高だよね。乗ってたら 嬉しいものが全部乗ってる」
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真夜中の言葉に耳を傾けて あっ違うわこれ希死念慮だわ
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出来たてでちんちこちんだで気を付けりん 出来たてで熱々だから気を付けて」 母のに映る わたし5歳児
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人生もゲームと同じさ やらかして 1d100で発狂する日々
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過去からの刺客に刺されて失血死 歩む全てが黒歴史だから
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両足を潮に浸して歩き出す 出来損ないの僕らはモーセ
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「ねぇ寒い」笑った君は灰色の 沖を目指して波を掻き分け
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涙にも色があるなら私のは たぶん黒色 何となくだけど
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瘡蓋かさぶたを剥がす そこには はじめから 何も無かったと言い張る為に
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感性は死んだよ良い奴だったけど 鈍った挙げ句に手首を切って
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蹉跌さてつたる我が人生を振り返り セーブデータを漁っては泣く
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幻覚ゆめだけど幻覚ゆめじゃなかった 私たち間違いだらけで、でも幸せで
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目に見えないカーソルを追った私たち 黒を背景バックに秘密を結ぶ
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煩悩が百八ひゃくやっつでは済まないと 淑女おもての顔で微笑み合う昼
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私たち煩悩まみれでアマゾンの 奥地に向かう愛の狩人
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目覚めては血まみれのシーツ洗う朝 あの惨めさを君は知らない
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通勤の道行く途中にふと風に 紛れる香り洗いたての白
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寂しいといけないからねと理由つけ 隙間埋めゆく弁当の朝
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ひび割れたハンバーグ隠すデミグラス それで良いよと頬張って泣く
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「一人でも寂しくないよ」という本音 ばかり追われて息苦しい群れ
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産声の抗議も拍手と祝福を 叫ぶ無辜らに搔き消されてゆき
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浅はかに種は芽吹いて花畑 責を問われて毟る根こそぎ
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晴れ時々無敵な私は気まぐれに 大嵐になるご注意ください
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何もかも後手に回って空回り こんな日もある膝を抱えて
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目測を誤り壁に肩ぶつけ たたらを踏んで足もぶつける
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