人間の 1億ちょっとの画素数じゃ 見通せやしない 翠色の海
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行動と 成果を期待 するあまり 心の質は 疎かになり
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愛と徳 身に着けるほど 崇高で 偉大なことは 存在しない
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実際に たった一人の 人間の 幸せ奪い 何が国家だ
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また明日  もう会うこともない キミの背中に  言ってみようか 聞かれぬように
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散り際の花の脇から鮮やかな新芽が覗く春第二弾
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似ているね なにも関係ないはずの あったら怖い躑躅と髑髏
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「むりむり」と後ずさりする人々の真ん中に湧き上がった泉
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「なかよし」の作品一覧で再会あのトキメキも電子化してる
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義母はは歌う コーラス隊の 打ち上げで 飛び交う笑い はまだひよこ
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デコポンを「当たり」のやつでシメたくて 売り出しのたび一個カゴに入れ
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真夜中に演歌を聴いてしみじみと歌詞の世界の昭和を思う
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新学期益々伸びる孫の足桜咲く度楽しみ増える
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FEエフイーで白黒写真撮りたいと思いつつ見ていたシビル・ウォー
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物憂ものうにも午後の天気は聴くからに雨 雨 雨と止むに止まれず
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とりあえずここをいったん城としておれは武将になれるやろうか
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孫通う古き学び舎資金無く直すもならず統廃合へ
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「さよなら」を伝える時の声色を練習したい雨音の中
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古鳥眞 地に在ぬ貴方 遺せども 海馬に溶けた 戻る事なく
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味付けは ケチャップだけの ナポリタン 母の味は 一生の思ひ出
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もう二度と会うもんかもう一度 もう一度だけ考えてやってもいい
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桜花一目散で駆けて行く緩く夜風にくしけずられて
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明けの空ぐぐんと両手エアな春掴んで深呼吸する
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もやの花粉か黄砂か心恐々こわごわそっと庭に出タンポポを見る
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もういいさヘリウムが心を溶かしきる前に かえろう おうちへかえろう
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花散らし ふりく雨に靑柳あをやぎの いとどづふとし草片くさびら
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ニャンコにも ぱーそにゃるすぺーすパーソナルスペース ひつよう必要よ たまにかくれたり できるといいね
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差し伸べる君の手の中 光あれ そこに希望みらいが待っているから
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開花する 桜群がる 雀の子 食べては踊る 花見日和に
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誰でもが 最後は灰に なって行く ハイそれまでヨ〜 また逢う日まで
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