猫型のスポンジ週末替えようと 思ってそれから幾日経つか
23
受付が診察券までかざすだけ「お願いします」を言うこともなく
28
無意識に沈んでたのかこの俺は?ふた親おくり幾星霜も
11
あなたが強く抱きしめる このまま骨まで折って愛してほしいの
3
目も耳も E判定で この先も 雇ってくれる 保証はないな
4
案の定 今年の抱負 二月目 肩こりのため 一旦休止
3
和服着た 清楚な人と すれ違い 貴女を想う 祇園の小路
26
貧乏で なにもやらない 父親に 息子の批判 グサリと刺さる
2
甘菓子を頬張るあどけなき孫は戻られぬあの春の日のきみ
14
『風桶』をはじめから聞く暖かさ十八になる孫娘いて
10
高校生の 短歌読みして 胸キュンと 我はも一度 高校生となり
12
君のいる 朝まで少し バスを待つ ただ君想ふ 頬に春風
12
忍び寄る老化に抗いあれこれと 試して来たが 未だ効果無し
8
八戸であがなひきたる八幡馬 男馬女馬を離して飾る
16
皆は言ふ人は一人で生きられぬ さふでもないと私は思ふ
16
脛から血 口から椿 手には愛 北風の中走るあなたは
8
人生が終わったなんて恥を知れ!オレも同じさ崖を飛ぶんだ
7
いつもならバレンタインデーバレンタインによく荒れた冬将軍の姿が見えぬ
21
垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
20
めくるめく欲望さらけ出すなんてするもんですか嫌われるから
18
寝不足で窓の景色もぼんやりと 春霞かと見紛う朝
10
ゆれながら春を待つだけ来年の君を知らないTシャツを干す
3
忘れ物してきたようで落ち着かず春の私はちょっとせつない
29
人集まれば とんがり帽子 丸くなり 老若男女 果実食べ / 新政権への危惧や不安 淡い希望や期待
3
明け方に川鵜の群が空覆ふ ヒッチコックの「鳥」を思ほゆ
16
遠くなる 別れの記憶 江の島は モノクロームの あざときゆらぎ/折句
10
神武このかた 否「ヒフミン」 天国で 駒を打ち込む 負け解りても
5
アスリートの演技に神の声聞く 舞台降りれば ただ微笑まし
5
靴下濡らす 朝の雪 日没に 時間を残し 道乾きたる
8
設定を 3度落として 温みたる 陽射し入り込む 家ド真ん中
11