Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のオヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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ちっぽけな喜び見つけ話す君 どの言葉より君らしくある
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ひたむきに生きる彼女は幸薄い女であると言われたくない
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藤原の
都人
(
みやこびと
)
らの話し声聞こえるような
大和三山
(
やまとさんざん
)
11
万葉の面影見ゆる
鞆の浦
(
とものうら
)
波おだやかに
海人
(
あま
)
の釣り船
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しなやかに動く美人のきれいな手 優しくもあり冷たくもある
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しつこくて威張りくさってケチなやつ お水の女子にモテない男/北新地にて
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この前と同じ服だと恥じる君 たとえ媚びでもちょっと嬉しい/北新地にて
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かまきりの小さいうちは臆病で大人になるとくそ生意気に
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麗しさを内に秘めたる
蕙蘭
(
けいらん
)
の摘む人なくてやがて萎れゆく
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静かなる
緩徐
(
かんじょ
)
の調べ 泣いているのか笑っているのかモーツァルト
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漆黒にほのかに見える光のごとブルックナーの調べ優しい
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窓枠に並んだ帽子小さくてお行儀のよい幼稚園バス走る
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道端に雀の子あり拾って帰るも手当叶わず庭に墓あり
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花の名を知っているのはイイ男 銀座のママが言ってたらしい
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長編の夢の世界を駆け巡る旅から戻り心は虚ろ
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通勤の走行音に揺れ動く重ねた月日何ら悔いなし
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真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情
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金曜の君はきれいだ でも僕は月曜の君がいちばん好きだ
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それじゃまた、とは言いつつも心では終わりの予感 最後の笑顔
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この夏をがんばってきた落葉たちもう戻れない空を見上げる
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若者が語らい笑う誰もみな誰かの過去で誰かの未来
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大好きで話したいこと多いのに言葉が出ない伝えきれない
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道ばたの仰のけの蝉この夏をいっぱい生きて命を終える
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嫌だとて会社を辞める京大卒 一年経たず何が分かるか
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登校の列の歩みが速すぎてずっと小走りの小さな子たち
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この夏の思い出ひろう間もなくて急かせるようにお日さま沈む
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女郎花
(
オミナエシ
)
その名が
徒
(
あだ
)
に 誰にでも
靡
(
なび
)
きはしない気高き女性
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叱ったらなぜか好かれたことがある上目遣いの父のない
娘
(
こ
)
に
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何気ない会話のなかと何気ない仕草のなかに君の本当
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水たまりにボチャンと入る子の姿 懐かしくあり眩しくもあり
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