Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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早朝の庭さえ煙る雨上がり薔薇の香りが淀み動かぬ
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躓いてアイスの先が跳ね飛んで大泣きした子いま三十五
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聞いたまま急ぎメモした備忘録 自分の書いた文字が読めない
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いつの間に撮られた写真こんな顔 鏡の前で見たことがない
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雨の日の都会の空気何となく清しい匂い私は好きだ
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一輪の花であっても堂々と自分を誇る姿気高し
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見て見てと大口開けて肉食べるそんな
貴女
(
あなた
)
と嬉しひと時
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午後九時に早く寝よとの鐘が鳴るそんな所で育った時代
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晩春の法円坂を登りゆく女学生らの歩みゆったり
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しとしとと雨降る午後の静けさにゆるゆるゆると時間は過ぎる
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あの人の正香に触れてハッとして嬉しくあるもざわつく心
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しょぼたれて一人で歩く小学生いったいどうした何があったか
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春爛漫 夜光の杯に時まかせふと頬よぎる落下の風
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風吹いて盛りに散りゆく桜花 惜しくもあるがあざとくもある
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ヴィヴァルディ春の日差しに包まれて牧童たちと農夫の踊り
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ヴィヴァルディ春の嵐はすぐに止み小川せせらぎ小鳥さえずる
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ヴィヴァルディ四季を織りなすヴァイオリン プリマ・ドンナの歌声に似て
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世の中に辛いお酒の無かりせば如何にぞ憂さを慰めもする
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世の中に苦い珈琲無かりせば如何にぞ気分リフレッシュする
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退職し思うことあり何事もただひたすらに素直が大事
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寄せ書きの皆の言葉に謝しつつも残す事績に何ら悔いなし
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入社時に買った電卓四十年 役割終えて共に帰宅す
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陽光に波がきらめくの鞆の浦 繋いだ船の舳先を照らす
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腕を組みかすかに当たる膨らみに心ときめく二の腕あたり
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御堂筋並んで歩くこの
女
(
ひと
)
は我がポケットにそっと手を入れ
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屋久島のモッチョム岳に登り立ち はるか平らの種子島見ゆ
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宵に逢い深夜の別れは早過ぎて相対性の理論を恨む
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ツーリングでふと立ち寄りし恋路駅 男同士ではしゃいだ時代
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中二の姪 自分変えると剣道部 今は優しき救命ナース
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風雪に耐えて美し桜花 気高くあるもかくも優しい
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