Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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風雪に耐えて美し桜花 気高くあるもかくも優しい
12
仁徳の現れである過ちを見過ごさずして君子の心
6
改めて読み返すたび新しき発見のある良書は楽し
11
欲深い年寄りこそは
醜
(
みにく
)
けれますますもって我を戒む
9
土いじり手に伝え来る大地の気 心安らぎ元気漲る
15
前栽に並んで笑う水仙の待ちわびた春にぎやかに来る
9
人の名は世界でいちばん短い詩 だから漢字は大事にしたい
9
春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる
7
春暁の光を浴びてあの山の向こうの山の向こうにも山
10
おかげさま春が来ましたおかげさま私の家族もみな元気です
12
持ち帰る仕事を命じ付き合えと酒席に誘う昭和の上司
11
近く見る力士はただのデブでないまるでぽんぽん跳ねるゴム鞠
9
四年間集いし日々を懐かしみ友を見送るフェリー岸壁
10
吉野家の機械で注文するよりもひと声ですむ「大盛り一つ」
15
今もなお幾つも幾つも忘れない子どもの頃の母の言葉を
16
だんだんと記憶薄れる老いた母 かくも時とは残酷なもの
14
眠りこけ終点に着き折り返し元の駅まで戻りし友よ
10
早春の風が和らぐ街路樹は今か今かと芽吹く時待つ
11
夜白み鳥啼きだして朝が来る昨日と違う自分を始む
14
忽然と道が途絶える竜飛崎まさに太宰が見てきたとおり / 『津軽』
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姪っ子の結婚迎え寂しくも願うは桃の
夭夭
(
ようよう
)
たらん
10
終点で車掌に起こされ飛び起きる車掌もたまげて後ろへ下がる
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駆け下りて勢いついて止まれずにそのまま砂に突っ込んだ友
10
しわくちゃの汚い紙も気前よくサインをくれた前川清
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笑顔なくただ真剣にひたむきな若い女将の髪がほつれる
16
すれ違うそのたびごとに「こんにちは」声かけてきた屋久島の子たち
11
卒業を迎えた子らの背を眺め生まれきた日をふと思い出す
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霧けむる九十九島の海浜で出逢いし
女
(
ひと
)
の顔は真白に
8
夕影に女子高生の駆け抜ける
羽咋
(
はくい
)
の浜のサイクルロード
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春休みの学生寮に鳴り響く青春の日の”微笑みがえし”
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