Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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晩春の法円坂を登りゆく女学生らの歩みゆったり
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しとしとと雨降る午後の静けさにゆるゆるゆると時間は過ぎる
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あの人の正香に触れてハッとして嬉しくあるもざわつく心
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しょぼたれて一人で歩く小学生いったいどうした何があったか
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春爛漫 夜光の杯に時まかせふと頬よぎる落下の風
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風吹いて盛りに散りゆく桜花 惜しくもあるがあざとくもある
12
ヴィヴァルディ春の日差しに包まれて牧童たちと農夫の踊り
8
ヴィヴァルディ春の嵐はすぐに止み小川せせらぎ小鳥さえずる
10
ヴィヴァルディ四季を織りなすヴァイオリン プリマ・ドンナの歌声に似て
7
世の中に辛いお酒の無かりせば如何にぞ憂さを慰めもする
12
世の中に苦い珈琲無かりせば如何にぞ気分リフレッシュする
6
退職し思うことあり何事もただひたすらに素直が大事
10
寄せ書きの皆の言葉に謝しつつも残す事績に何ら悔いなし
13
入社時に買った電卓四十年 役割終えて共に帰宅す
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陽光に波がきらめくの鞆の浦 繋いだ船の舳先を照らす
15
腕を組みかすかに当たる膨らみに心ときめく二の腕あたり
9
御堂筋並んで歩くこの
女
(
ひと
)
は我がポケットにそっと手を入れ
12
屋久島のモッチョム岳に登り立ち はるか平らの種子島見ゆ
10
宵に逢い深夜の別れは早過ぎて相対性の理論を恨む
9
ツーリングでふと立ち寄りし恋路駅 男同士ではしゃいだ時代
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中二の姪 自分変えると剣道部 今は優しき救命ナース
12
風雪に耐えて美し桜花 気高くあるもかくも優しい
13
仁徳の現れである過ちを見過ごさずして君子の心
7
改めて読み返すたび新しき発見のある良書は楽し
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欲深い年寄りこそは
醜
(
みにく
)
けれますますもって我を戒む
10
土いじり手に伝え来る大地の気 心安らぎ元気漲る
15
前栽に並んで笑う水仙の待ちわびた春にぎやかに来る
10
人の名は世界でいちばん短い詩 だから漢字は大事にしたい
9
春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる
7
春暁の光を浴びてあの山の向こうの山の向こうにも山
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