Utakata
登録
Login
サイトのご案内
うるとら凡人
フォロー
16
フォロワー
25
投稿数
328
関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
…
次 ›
最後 »
躓いてアイスの先が跳ね飛んで大泣きした子いま三十五
12
聞いたまま急ぎメモした備忘録 自分の書いた文字が読めない
16
いつの間に撮られた写真こんな顔 鏡の前で見たことがない
13
雨の日の都会の空気何となく清しい匂い私は好きだ
11
一輪の花であっても堂々と自分を誇る姿気高し
12
見て見てと大口開けて肉食べるそんな
貴女
(
あなた
)
と嬉しひと時
8
午後九時に早く寝よとの鐘が鳴るそんな所で育った時代
12
晩春の法円坂を登りゆく女学生らの歩みゆったり
12
しとしとと雨降る午後の静けさにゆるゆるゆると時間は過ぎる
17
あの人の正香に触れてハッとして嬉しくあるもざわつく心
14
しょぼたれて一人で歩く小学生いったいどうした何があったか
13
春爛漫 夜光の杯に時まかせふと頬よぎる落下の風
14
風吹いて盛りに散りゆく桜花 惜しくもあるがあざとくもある
12
ヴィヴァルディ春の日差しに包まれて牧童たちと農夫の踊り
8
ヴィヴァルディ春の嵐はすぐに止み小川せせらぎ小鳥さえずる
10
ヴィヴァルディ四季を織りなすヴァイオリン プリマ・ドンナの歌声に似て
7
世の中に辛いお酒の無かりせば如何にぞ憂さを慰めもする
12
世の中に苦い珈琲無かりせば如何にぞ気分リフレッシュする
6
退職し思うことあり何事もただひたすらに素直が大事
10
寄せ書きの皆の言葉に謝しつつも残す事績に何ら悔いなし
13
入社時に買った電卓四十年 役割終えて共に帰宅す
19
陽光に波がきらめくの鞆の浦 繋いだ船の舳先を照らす
15
腕を組みかすかに当たる膨らみに心ときめく二の腕あたり
9
御堂筋並んで歩くこの
女
(
ひと
)
は我がポケットにそっと手を入れ
12
屋久島のモッチョム岳に登り立ち はるか平らの種子島見ゆ
10
宵に逢い深夜の別れは早過ぎて相対性の理論を恨む
9
ツーリングでふと立ち寄りし恋路駅 男同士ではしゃいだ時代
11
中二の姪 自分変えると剣道部 今は優しき救命ナース
12
風雪に耐えて美し桜花 気高くあるもかくも優しい
13
仁徳の現れである過ちを見過ごさずして君子の心
7
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
…
次 ›
最後 »