Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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窓枠に並んだ帽子小さくてお行儀のよい幼稚園バス走る
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道端に雀の子あり拾って帰るも手当叶わず庭に墓あり
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花の名を知っているのはイイ男 銀座のママが言ってたらしい
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長編の夢の世界を駆け巡る旅から戻り心は虚ろ
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通勤の走行音に揺れ動く重ねた月日何ら悔いなし
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真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情
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金曜の君はきれいだ でも僕は月曜の君がいちばん好きだ
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それじゃまた、とは言いつつも心では終わりの予感 最後の笑顔
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この夏をがんばってきた落葉たちもう戻れない空を見上げる
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若者が語らい笑う誰もみな誰かの過去で誰かの未来
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大好きで話したいこと多いのに言葉が出ない伝えきれない
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道ばたの仰のけの蝉この夏をいっぱい生きて命を終える
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嫌だとて会社を辞める京大卒 一年経たず何が分かるか
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登校の列の歩みが速すぎてずっと小走りの小さな子たち
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この夏の思い出ひろう間もなくて急かせるようにお日さま沈む
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女郎花
(
オミナエシ
)
その名が
徒
(
あだ
)
に 誰にでも
靡
(
なび
)
きはしない気高き美人/花言葉
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叱ったらなぜか好かれたことがある上目遣いの父のない
娘
(
こ
)
に
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何気ない会話のなかと何気ない仕草のなかに君の本当
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水たまりにボチャンと入る子の姿 懐かしくあり眩しくもあり
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野暮天
(
やぼてん
)
をあえて装う風流士 据え膳食わぬ男の美学
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台風の進路予想はいつ見ても大きくなると錯覚をする
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遅い夏汗ばむ頬にそっと風 秋を探して空を見上げる
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ぜいたくに育つ子猫は煮干し食い頭と骨をそのまま残す
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名刺見せキラキラネームとからかわれこの新担当者に罪はない
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ラウンジで好きな武将とニッポンの歴史を語る女優の卵/銀座にて
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若者よもっと偉大になればいい 恋はあとからついてくるから
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どれほど激しく暴れても甘噛み忘れぬその犬の優しさよ
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ばったり会い声かけそうになったけど朝の電車で会う人だった
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人生はアナログだから「まあいいか」それがあるから味があるらし
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ヒョウ柄のバンドに替えた腕時計少しだけれど妻若返る
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