Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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外洋を揺られて着いた屋久島は上陸しても地面が揺れる
9
今を生き今を楽しむこの人は今宵はどうぞお好きなままに
10
大好きな映画のセリフ ヴィヴィアンの”Stay cool.”「素敵でいてね」 /プリティ・ウーマン
10
街角の雑踏の中の待ち合わせ やっと見つけて笑顔の交差
17
それぞれに形の違う落葉たち生まれた木々の
所縁
(
ゆかり
)
を誇る
15
一枚の写真の中の微笑みに共に過ごした時間が止まる
18
出目金がこちらを向いて
欠伸
(
あくび
)
する何だかちょっと腹が立つなり
13
しとやかな君が持ってる何もかも君の気品に引き立てられる
14
一人だけ静かに過ごすひとときは心にそっと栄養貯める
18
年老いて幾つになっても母は母
如何
(
いか
)
に報いん三春の
暉
(
ひかり
)
/孟郊『遊子吟』
13
夜白み鳥啼きだして朝が来る 昨日と違う自分が始まる
15
美しい夜のビル街 父さんが一所懸命がんばっている
16
目覚めれば隣の人に寄りかかりお疲れですか?と優しい紳士/帰りの通勤電車
20
泣きじゃくる子の口に手をあてがってアワワとやればインディアンになる
15
たわいもない問いかけに「うん」と答えると「うん、て何よ」と聞いてくる/三歳児
11
卒業の単位不足に青ざめて飛び起きる夢 老いてなお見る
24
古本の擦れて黄ばんだページには私の過去も染み込んでいる
17
何となく浮かんだ歌は好きなのに苦労して詠んだの今ひとつ
17
苦労した君の笑顔は何倍も他の
女
(
ひと
)
より輝いている
16
突然に降られ駆け入る雨宿り ほのかに過ぎるやさしい時間
20
宇宙では
塵
(
ちり
)
に過ぎない私でもベテルギウスを心配してる
13
引き裂かることとも知らず母さまも早くお乗りと明石姫君/『源氏物語』の明石姫君を詠む
12
紅
(
くれない
)
の
末摘花
(
すえつむはな
)
の面影に秘めたる誠なお色褪せず/『源氏物語』の末摘花を詠む
10
東京はやっぱりちょっと馴染めない 空の広さが全然違う
14
業平
(
なりひら
)
か はた団子屋か まっすぐな
言問橋
(
ことといばし
)
の名前のいわれ
10
朝のバスいつも乗ってた女子高生 久々見れば素敵な大人に
19
文鳥に
逆剥
(
さかむ
)
けむしられ跳ねのけるまた降りてきて逆剥けねらう
10
何彼
(
なにかれ
)
とやたらにキレる老人に過去に歩んだ生き様を見る
16
スーパーで老いた夫婦がカート押す遅い歩みも背のあたたかい
17
ひたむきに生きる彼女は幸薄い女であると言われたくない
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