うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。

ひそやかに私を思ってくださいとあかねの花はつるをからませ/花言葉
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片栗かたくりの花がうつむく初恋に伝えきれない想いを秘めて/花言葉
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「たおやめ」の語義を教える二年目のイケイケ女子が新人男子に
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霧雨に傘持ち歩く二人づれ繋いだ手と手離し難くて
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一列で順番待ちの二人づれ肩の糸くずそっと取りたる
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パソコンやスマホがなかったあの頃に何をしてたか思い出せない
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周りから悪女といわれ愚痴るけどみんなは君に注目してる
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世の中に星の数ほど人がいて今宵あなたと会話している
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よーい、どん ぱっと散らばる年少組 慌ててあと追う先生ら /幼稚園の運動会
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あなたにはあなたしかない良さがあるたとえば顔がまん丸いとか
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晴れ間なく物忌む雨夜の品定め 男同士の会話も楽し
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おととしは形もなくて一歳半 いま一族の主役となりぬ
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「あの花の名は何だろう」「何でしょう」、他愛ないけど二人の時間
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あのころは深夜ラジオが友だった今とは違う時間があった
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世の中にお返ししつつ遊行ゆぎょうくこれまでの何もかもが有り難い
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効かないぞ全身麻酔ヤバいよと思っていたら手術済んでた/盲腸の手術
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国守る気高く重い使命帯びやさしい君の強くあれかし/海上自衛隊呉地方隊
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目の前で派手に転んだОLは手から絶対スマホ離さず
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あの角をはじめて曲がりささやかな冒険しつつ会社に向かう
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絵を飾り音楽を聴く何処よりも好きな私の空間に居り
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贅沢な音楽を聴くセリフなど理解できないオペラだけれど
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文鳥が肩から下りて邪魔をするキーボードの上にふんもする
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「お茶でもいれましょ」と言ったのに「お茶がはいりました」の言葉やさしい
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二人行く遠い道のりだんだんと妻に遅れる心も折れる
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月寂し かかる夜には芭蕉翁の明智の妻の咄し聞きたし
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定信さだのぶひそみに倣うと言わしめた正之まさゆき公の生き様すがし/保科正之公を詠む
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俊成しゅんぜいが選びし和歌は朝敵の詠み人知らず忠度ただのり無念/『平家物語』
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君のそのたどたどしさにひたむきで真摯な気持ちを感じています
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朝明けは清々しくて夕暮れは他人の声も優しくなりぬ
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あのころのパソコン憎し保存せぬ時に限って強制終了
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