うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。

ちっぽけな善を重ねて徳を積むそれくらいなら私もできる
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傘開きわずかにできる空間は時雨しぐれ隔ててほのかに優し
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光る君 父と男の狭間にて玉鬘たまかづらへの懸想けそうは哀し/『源氏物語』の玉鬘を詠む
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日の光 音を立てると言わずとも 夏はぎらぎら秋は燦々さんさん
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遠い地のホテルのテレビ眺むれば天気予報の画面馴染まず
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追い風が強く吹いたら大惨事オールバックがみな前に来る
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ケーキ買いドライアイスの量訊かれ帰りの時間の二倍を言う
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まごころを込めた老女の灯火ともしびは風にも消えず夜どおし燃える/貧者の一灯
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寂しさの増す庭に咲くツワブキに冬を迎える心安らぐ
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あのひとがわずかに書いたメモにさえ情趣ほのかに詠雪えいせつの才
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トイレから戻った猫がゴロゴロと喉鳴らしつつ布団にもぐる
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止まりつつ止まりつつ行く街なかの路面電車の時間ゆっくり/広島電鉄
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公園で「わしの砂場じゃけえ、どいてーや」 広島弁の子の頼もしき
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話すほど美人に見えるお水女子 ただの美人は三月みつきで消える/北新地にて
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無い胸を寄せて谷間をつくるけど元の膨らみ無くなっている/新地のケイコちゃん
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臆病で内気な心おし隠し夕化粧して恋を疑う/花言葉(白粉花)
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ひそやかに私を思ってくださいとあかねの花はつるをからませ/花言葉
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片栗かたくりの花がうつむく初恋に伝えきれない想いを秘めて/花言葉
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「たおやめ」の語義を教える二年目のイケイケ女子が新人男子に
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霧雨に傘持ち歩く二人づれ繋いだ手と手離し難くて
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一列で順番待ちの二人づれ肩の糸くずそっと取りたる
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パソコンやスマホがなかったあの頃に何をしてたか思い出せない
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周りから悪女といわれ愚痴るけどみんなは君に注目してる
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世の中に星の数ほど人がいて今宵あなたと会話している
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よーい、どん ぱっと散らばる年少組 慌ててあと追う先生ら /幼稚園の運動会
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あなたにはあなたしかない良さがあるたとえば顔がまん丸いとか
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晴れ間なく物忌む雨夜の品定め 男同士の会話も楽し
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おととしは形もなくて一歳半 いま一族の主役となりぬ
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「あの花の名は何だろう」「何でしょう」、他愛ないけど二人の時間
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あのころは深夜ラジオが友だった今とは違う時間があった
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