Utakata
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うるとら凡人
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関西在住のいい加減オヤジです。どうぞよろしくお願いします。
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再会のかつての職場のマドンナはチーママになりなお妖艶に
10
逢引を終えて立ち去る冬の道コートの内に残り香ほのか
12
風邪をひき七日寝込んだクリスマス二度と食わないアイスのケーキ
16
花よりも実を見てくれとヤブコウジ冬の景色は一人舞台に
16
この道はどこに行くのか分からないでもひたすらに歩いていこう
11
そろそろとゆっくり歩く氷上にそれでも転ぶヴィヴァルディの冬
9
ばらばらと花びらが散る
山茶花
(
さざんか
)
は花ごと落ちる
椿
(
つばき
)
羨む
9
寒風に夏のベゴニア晒されて開いたままの花が固まる
14
あなたとは二歳差になる五ヶ月間だからどうってことはないけど
10
携帯もスマホもなかったあの頃は心の中で会話をしてた
13
あと何度食べられるかと語りつつ二人で決めたおせちを予約
10
嫌がるな冬には冬のよさがある
炬燵
(
こたつ
)
に入り
蜜柑
(
みかん
)
が食える
9
植物に何が大事と尋ねれば花ではなくて種であるらし
14
テレビ見てあの食材を捜したら見事なまでに全部売り切れ
12
ちっぽけな善といえどもそれぞれが自分に課された義務だと思う
12
幸せになろうとばかり言うけれど生きてる限り立派に生きろ
11
悲しくて辛い時にはともかくも布団に入り眠るに限る
13
動物に優しい人は必ずや人にとっても優しい人だ
11
寒いから部屋の中に入りなさい温まったら力が湧くよ
10
悲しくて聴く音楽は優しくて嬉しい時はより楽しくて
12
隠し魅せる神戸の女子のファッションは実は腹黒いと自ら言う
8
何よりも私生活こそ大事らし きれいだけではモデルになれず
9
ちっぽけな善を重ねて徳を積むそれくらいなら私もできる
13
傘開きわずかにできる空間は
時雨
(
しぐれ
)
隔てて
仄
(
ほの
)
かに優し
13
光る君 父と男の狭間にて
玉鬘
(
たまかづら
)
への
懸想
(
けそう
)
は哀し/『源氏物語』の玉鬘を詠む
10
日の光 音を立てると言わずとも 夏はぎらぎら秋は
燦々
(
さんさん
)
16
遠い地のホテルのテレビ眺むれば天気予報の画面馴染まず
21
追い風が強く吹いたら大惨事オールバックがみな前に来る
17
ケーキ買いドライアイスの量訊かれ帰りの時間の二倍を言う
15
まごころを込めた老女の
灯火
(
ともしび
)
は風にも消えず夜どおし燃える/貧者の一灯
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